引退の巨人・岩隈の思い出の登板…東日本大震災に見舞われた2011年の開幕戦「WBCの決勝より緊張した」

2020年10月24日 06時00分

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引退記者会見で巨人・原監督(右)から花束を受け取り握手する岩隈

引退記者会見で巨人・原監督(右)から花束を受け取り握手する岩隈

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 今季限りでの現役引退を表明した巨人の岩隈久志投手(39)が23日、東京ドームで記者会見し、「たくさんの応援をしていただいて、本当に感謝しかない。僕自身がひとつひとつ成長させてもらった」とあいさつし、21年間の現役生活に別れを告げた。
 巨人に移籍した昨季は1軍登板なし。今季も状態が上がらず苦しい時期が続いた。10月に入り東京ドームでシート打撃に登板したが、1球目に右肩を脱臼。ここで引退を決断したという。
 「何とかここで次の兆しが見えるように、そこが期限という思いで上がったマウンド。できる限り集中して投げた1球だった。その1球で体力的な限界を含めても引退を考えました」
 日米通算170勝右腕は近鉄を振り出しに、楽天、マリナーズ、巨人に在籍。思い出の登板は尽きない。中でも楽天時代、東日本大震災に見舞われた2011年の開幕戦を振り返り「東北でみんなが苦しんで戦っているところを任されたことに関して、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝で投げるよりも緊張したし、その試合をみんなで勝てたことですね」と感慨深げに話した。
 今後については「今の時点では何も決まってない。ひとまずゆっくりして、いずれは野球の伝道師であれるような存在でありたい」と語った。球団は、引退セレモニーを11月7日のヤクルト戦(東京ドーム)の試合後に行うと発表した。

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