木下拓 娘のおかげ打!逆転二塁打 お守りのドングリ「もらってからケガしない」正捕手争いも抜け出す
2020年10月24日 06時00分
◇23日 ヤクルト3―4中日(神宮)
ドングリの背比べだった正捕手争いから抜け出した木下拓が、決勝打を放った。1点を追う6回1死一、三塁。ヤクルト2番手・梅野の初球カットボールをジャストミート。右中間を破る2点適時二塁打とした。
腹をくくって打席に入った。第2打席の4回2死一、三塁で初球の速球をミスショット。右飛に倒れていた。
「捕手が嶋さんだったので、経験では勝てません。嶋さんと勝負しても負けるので、配球は読まずに思い切っていきました。打てるボールに対して、初球からいけました」。2打席連続初球凡退のリスクを頭から消し去って、バットを振り切った。高橋に続いて一走・シエラも本塁突入。ヘッドスライディングで決勝のホームにタッチした。
2歳のまな娘からプレゼントされたドングリがお守りコレクションに加わった。前回遠征だった16日からの広島3連戦(マツダ)では、出発前に四つ葉のクローバーをもらってバッグにしのばせた。そして3ラン。今回贈られたのこそドングリ。「小さいの、形がきれいなの、いろいろある中で『大きいのがパパの』ということでした」。
カバンに大切にしまって新幹線に乗る。「なくさないように宿舎に置いてきました。娘がプレゼントをくれるようになってからケガをしていません」とありがたがった。
正捕手争いは加藤や郡司を完全にリード。この日は2安打放ち、15試合ぶりのマルチ安打をマーク。打率を2割5分8厘へ戻した。
守備では1点差を守り切ってチームは4連勝。貯金を8へ伸ばした。クローバーやドングリは宝物。2位死守、そして来季へ向けて、出場経験と白星は木下拓の何よりの財産になる。
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