親子笑顔 カフェづくり おもちゃ、本貸し出し 鯖江の西野さん   

2020年10月23日 05時00分 (10月23日 09時39分更新)
多彩なおもちゃがそろう「おもちゃの図書館&雑貨カフェPetit」の店内=鯖江市下氏家町で

多彩なおもちゃがそろう「おもちゃの図書館&雑貨カフェPetit」の店内=鯖江市下氏家町で

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 母経営の美容室改装

 かつて母親が営んでいた美容室を改装し、おもちゃを貸し出す図書館とカフェをつくった女性が鯖江市にいる。十二歳と七歳の二人の子どもを育てる西野有香さん(37)。「みんなが笑顔になる場にしたい」と思いを込める。 (鈴木啓太)
 鯖江市下氏家町の「おもちゃの図書館&雑貨カフェPetit(プティ)」。会員登録した利用客らに、おもちゃや本を貸し出すサービスを提供している。店内には、日本おもちゃ図書館財団の助成金などを活用してそろえた多彩なおもちゃが約六十点、本が百冊以上ある。
 西野さんはこれまで、二〇一五(平成二十七)年に子育て中の家族でつくる団体を設立し、親子のイベントなどを開いてきた。女性活躍に焦点を当てる催しの実行委員も務めた。活動の中で、子育て経験者から「雨の日でも遊べる場所が欲しい」「親子で気軽に楽しめる場が欲しい」といった声を耳にし、「みんなの声を実現したい」と昨年末に店を開いた。
 建物は一八年に亡くなった母親が経営していた美容室を改装した。「美容室はいろいろな人が来ておしゃべりして、笑い声が聞こえていた場所。もう一度、そんな場所にしたかった」。洗面台にシャンプーボウルを活用するなど名残が見られる。資金はインターネットのクラウドファンディングで募った。
 新型コロナウイルスによる営業自粛期間中、カフェは休業したものの、おもちゃの貸し出しは続けた。「おうちで子どもさんに楽しんでもらい、保護者の方が少しでも休めるように」と考えたからだ。
 年会費千二百円の会員登録か、一回に付き三百円で、おもちゃ一点、本二冊を二週間借りることができる。カフェを利用すれば店内でも遊べる。貸し出し後や遊んだ後は一点ずつ消毒している。
 「子どもの興味は年齢などで変わるが、お試しとして経済負担が少なく使ってもらえる」と西野さん。「羽を伸ばしたりおしゃべりして楽しんだり、ほっと一息ついたりしてもらいたい」と話す。
 営業日は基本的に火・土曜で、店のフェイスブックやインスタグラム(「プティ 鯖江」で検索)にも掲載している。

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