新型コロナの誹謗中傷、AIで監視へ 福井県、全国初の試み

2020年10月22日 22時35分 (10月22日 22時36分更新)
 新型コロナウイルス感染に伴う誹謗中傷を防ごうと、福井県は11月4日から、人工知能(AI)を使いインターネット上の投稿を常時監視する。悪質な書き込みの画像を保存し、被害者の求めに応じて提供する。県によると、こうした取り組みは全国初。
 会員制交流サイト(SNS)や掲示板サイトの記述の中から、「福井」「コロナ」「陽性者」といったキーワードで情報収集し、AIが誹謗中傷に当たるかどうかを判定する。その後、委託業者の人の目でも確認し、悪質な場合は画像を保存する。県は被害者が希望すれば画像を提供。訴訟などの資料として活用してもらう。県の担当者は「AIでの監視は人力より効果がある。けん制にもなる」と話す。
 県では3月以降、県人権センターの職員2人が中傷被害の相談に乗っているが、今後も、サイト運営者への削除要求手続きなどで助言する。
 県が、3~4月に感染した104人を対象に調査したところ、24人が「陽性だったことがSNSで拡散され、普通の生活ができない」などの誹謗中傷を経験していた。
 杉本達治知事は10月22日の定例会見で「悲しいことだが、誹謗中傷が絶えない。よく状況を聞きながらサポートする」と話した。

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