無人トラクター 初の実演会 富山「スマート農業」野上農相が視察

2020年10月23日 05時00分 (10月23日 10時09分更新)
遠隔監視の下、農道を自動で走行するトラクターを視察する野上農相ら=富山市で

遠隔監視の下、農道を自動で走行するトラクターを視察する野上農相ら=富山市で

  • 遠隔監視の下、農道を自動で走行するトラクターを視察する野上農相ら=富山市で
  • 三つのモニターでトラクターを遠隔監視する管制室=富山市で
 トラクターの無人自動走行システムの初の実演会が二十二日、富山市内であった。農研機構(本部・茨城県つくば市)が北海道大大学院農学研究院と共同で開発に取り組む「スマート農業」の技術で、大臣就任後に初めて公務で地元入りした野上浩太郎農相が視察した。
 このシステムは測量データを基にシミュレーションソフトで地勢を再現して安全なルートを決め、自動制御コンピューターで農機を操る。作業者は前後を写すカメラの映像をモニターで見て遠隔監視できる。
 実演会では、トラクターは時速三キロ程度で農道とほ場を行き来したり、障害物のマネキンを検知して自動で停止したりした。野上農相らはトラクターの動きを間近で観察し、担当者に仕組みについて質問していた。
 視察後、取材に応じた野上農相は「スマート農業化により、若い世代が農業に従事してもらえるようになるという熱い思いも聞いた。担い手不足、高齢化が進む中、スマート農業の重要性は非常に大きいと実感した」と述べた。(高本容平)

七尾の農事組合法人 農相に取り組み紹介


 野上浩太郎農相は二十二日、石川県七尾市中島町の農事組合法人「なたうち」が管理する棚田も視察。村田正明代表理事が地元産の釶打(なたうち)米のブランド化やドローン導入など、棚田の保存に向けた取り組みのほか、獣害や後継者不足といった問題点を説明した。野上農相は報道陣に「素晴らしい取り組みだが課題もあると分かった。施策に生かしたい」と述べた。(中川紘希)

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