医療用かつら、アプリでオーダー 島田のティーライフ開発

2020年10月23日 05時00分 (10月23日 05時03分更新)
自分に似合うオーダーメードの医療用かつらをアプリで作るティーライフの担当者ら=島田市牛尾で

自分に似合うオーダーメードの医療用かつらをアプリで作るティーライフの担当者ら=島田市牛尾で

  • 自分に似合うオーダーメードの医療用かつらをアプリで作るティーライフの担当者ら=島田市牛尾で
 健康茶などの通信販売を手掛けるティーライフ(島田市牛尾)は、抗がん剤治療などで脱毛した女性向けに、自分に最も似合うオーダーメードの医療用かつらを見つけてもらおうと、スマートフォンアプリ「ナチュフィット」を開発した。白血病を患った同社の女性社員の経験がもとになったという。 (大橋貴史)
 アプリはスマートフォンのカメラで撮影した写真を使い、かつらの髪の長さ、分け目、毛色、毛量などを画面をタッチしながら調整する。長さはショート、ミディアム、セミロングから、毛色はブラック、ダークブラウン、ブラウンから選ぶことができる。
 気に入った写真をアプリから直接、同社に注文。同社がオーダーメードで作り、注文から二十日後に届く仕組みだ。販売価格は四万九千八百円。
 同社によると、医療用かつらは、自分に合うものをオーダーメードで作る場合は対面販売が中心。しかし、人前を避けたいとの理由でオーダーメードではなく、既製品をインターネットで購入する人が多いといい、似合わずに返品する人も少なくないという。
 同社の女性社員が、白血病の治療で脱毛した後、自分に似合う医療用かつらを探すのに苦労した経験があり、開発のきっかけに。洋服のネット販売でも活用されているフィッティングアプリなどから着想を得て、アプリの開発を進めた。
 近年は医療用かつらの購入を補助する自治体も全国的に増えており、島田市も昨年から一人二万円を上限に補助。県内ではほかに浜松、静岡など十五市町が態勢を整えている。
 同社の鈴木由紀子さん(51)は「医療用かつらに苦労した人が身近にいる、という社員が多かった。悩んでいる人に一人でも多く届けることができたら」と話していた。

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