にいかわ ジビエカレー 試験販売中 NPO法人「獣肉生産組合」

2020年10月23日 05時00分 (10月23日 10時20分更新)

「にいかわジビエカレー」試作品をアピールする野村春幸理事長=黒部市役所で


イノシシ「品質、味に自信」


 黒部、魚津両市内のイノシシを食肉処理するNPO法人「新川地区獣肉生産組合」は、イノシシ肉を使ったレトルトカレー「にいかわジビエカレー」を試作し、今月から試験販売を始めている。両市は現在、豚熱(CSF)感染確認地域でイノシシの食肉利用はできないが、許可が下り次第、本格生産、販売に入る。 (松本芳孝)
 試作品は感染地域指定前に捕獲されたイノシシの肉をさいの目切りにし、一箱(一人前、二百グラム)あたり四十グラム使っている。高圧、高温で処理し、臭みがなく軟らかい肉にした。カレーはやや辛めに仕上げた。電子レンジで調理できる。
 組合では黒部市に食肉処理施設が完成した二〇一九年二月ごろから、イノシシ肉の利用方法としてレトルトカレーの検討を開始。同年夏には試作第一号が完成した。その後、味やパッケージデザインも含め、三、四回試作を繰り返した。
 組合の野村春幸理事長が九月末に市役所を訪問。大野久芳市長に試作品完成を報告し、試食してもらった。カレー好きという市長は「イノシシ肉にくせがなく、カレーにもコクがあっておいしい」と絶賛。野村理事長は「イノシシ肉の品質、味には自信がある」と話した。
 現在、組合事務所や黒部峡谷鉄道宇奈月駅、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅隣接の市地域観光ギャラリー「のわまーと」で一箱二百八十円(税込み)の特別価格で販売している。通常価格は六百三十円(同)。
 また、十月三十一、十一月一の両日、富山市の富山産業展示館テクノホールで開かれる「越中とやま食の王国フェスタ2020」に出品。購入者から味、パッケージなどについてアンケートを採る。

黒部市長もお墨付き


ジビエカレーをPRする大野久芳市長(左から2人目)と、試食する幹部職員ら=黒部市役所で


 黒部市の大野久芳市長と幹部職員が昼食を取りながら意見、情報を交換するランチミーティングが十九日、市役所で本年度初めてあり、NPO法人新川地区獣肉生産組合が試験販売を始めた「ジビエカレー」を試食した。
 大野市長は「辛さは大人向けだが、まろやか」と感想を話し、市内小中学校一斉にジビエカレー給食を実現するよう指示を出した。 (松本芳孝)

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