関本の息子、田上の甥…ドラフト会議控える履正社の逸材4人 当日は別室で運命の連絡待つ

2020年10月22日 16時32分

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ドラフトを待つ履正社の4選手。前列左が内、前列右が関本、後列左が田上、後列右が小深田

ドラフトを待つ履正社の4選手。前列左が内、前列右が関本、後列左が田上、後列右が小深田

  • ドラフトを待つ履正社の4選手。前列左が内、前列右が関本、後列左が田上、後列右が小深田
 26日のドラフト会議を待つ履正社高(大阪府豊中市)の4選手が22日、同校でそれぞれ心境を語った。元阪神の関本賢太郎内野手(42)の息子・勇輔捕手、元中日などの田上秀則捕手(40)の甥っ子・田上奏大(たのうえ・そうた)外野手、小深田大地三塁手、内星龍投手だ。
 父がプレーした阪神も注目する関本は、自宅でもドラフトを話題にしているという。「お父さんも気になっているというか『どうかな?』という話はあるんですけど、あまり詳しい話はせずに『もう信じるだけじゃないんか』と言われてます」と話した。
 高校通算25本塁打とパワーもある。8月の星稜(石川)との甲子園交流試合では2安打し、盗塁を3つ阻止し、バックネットにぶつかりながら邪飛を好捕するハッスルプレーも見せた。普段から練習で木製バットも使用。今はフットワークを俊敏にするために内野ノックを多く受けている。さらにプロ野球中継を捕手目線で見て、研究しているという。
 理想の捕手像も描いている。「捕手はグラウンド上の監督とも言われているので、グラウンドを支配するというか、試合を支配するというか、投手の良さを引き出せる捕手になりたいと思っています」と語った。
 甲子園交流試合後には大学進学を口にしていた田上は一転、プロ志望。家族のためにチャンスに懸ける。9月に乳がんの手術が成功した母の由香さん(42)だが、まだ体調は良くないという。母子家庭のため「プロへ行けばお金はもらえる。母に負担はかけるかもしれないが、楽はさせてあげられるかなと思ったので」と親孝行がプロ志望の強い動機となった。
 小さいころから祖父と二人三脚で野球に取り組んできた。祖父・則一さんは元中日、ソフトバンクの田上秀則さんの父である。団地の公園隅にブルペンをつくり、ホームベースの両端に棒を立てるなどしてストライクゾーンの的を設け、制球力を磨いてきた。高校では志願して6月から投手兼任に。大分商などとの練習試合で短いイニングを投げ、最速151キロを計測した右腕。今夏は背番号「8」だったが、投手としてプロ入りを目指す。
 小深田は高校通算35本塁打の右投げ左打ちのスラッガーだ。
 「(ドラフトが)すごく楽しみという気持ちもありますし、不安もあるんですけど、今までやってきたことがすべて結果に出ると思う。あとは結果を待つだけ。次のステージに向けてしっかり準備して待ちたい」
 1学年先輩に井上広大外野手(現阪神)がいる。井上はドラフト2位で人気球団へ。1軍でプロ初安打も放った。
 「井上さんとは一緒にやらしてもらいましたけど、やっぱり井上さんに対しては負けると悔しい。負けたくない、という気持ちが一番強かったので」と同じ土俵で競う気概にあふれている。
 190センチの長身右腕で最速148キロの内は、甲子園交流試合で登板機会がなかった。今夏の大阪独自大会も有終の美を飾った準決勝(大阪桐蔭戦)も。投球フォームのバランスを崩したからだった。
 そこで甲子園での合同練習会に参加してアピールした。打者5人に無安打の1奪三振で、球速は147キロ。同じくドラフト候補に挙がる福岡大大濠の山下舜平大投手、帝京大可児の加藤翼投手と仲良くなった。彼らの投球に驚嘆する一方で、自分も「思っていた力を発揮できました」と手応えは得ていた。
 「あとは待つだけ。かかったとしても、かからなかったとしても、どっちでもいいようにしています。緊張感はありません。してもしょうがないと思っているんで」と自然体を強調する。
 岡田龍生監督(59)は当日、各人に配慮して、それぞれ別室に分けてドラフト指名を待たせる考えだ。

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