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日系人との出会い書に 福井出身書家浜野さんが展覧会 60歳の節目

2020年10月22日 05時00分 (10月22日 14時27分更新)

 

日系人の名前を連ねた作品(手前)など力作が並ぶ展覧会=福井市美術館で(山田陽撮影)

福井市美術館で二十一日始まった同市出身の書家、浜野龍峰(りゅうほう)(本名敏典(としのり))さん=愛知県豊橋市=の展覧会。四半世紀前の日系人との出会いを機に、南米などで書の魅力を広めてきた浜野さんは六十歳の節目を機に、故郷で三度目の展覧会を開いた。十一月一日まで。

60歳の節目を機に展覧会を開催した浜野さん=福井市美術館で

 福井市の旧森田町出身。三歳ごろから書に親しみ、十九歳で師に出会って本格的に書家の道を歩み始めた。三十代で中国に遊学し、アメリカ、スペイン、イタリアなどで個展を開催。一九九六(平成八)年にハワイで日系人と出会い、古き良き日本人の素直さや笑顔に触発された。これをきっかけに千本の筆を用意して南米各国を訪問。子どもたちに書を教え、個展やデモンストレーションを行ってきた。
 今回の展覧会は、海外で出会った仲間たちが実行委をつくって開いた。四十三点の作品は、どれも力強さと情念が感じ取れる。特に日系人の名前を書き連ねた作品は、空間そのものが作品に。浜野さんと南米の人たちとの交流を描いたビデオも上映されている。
 浜野さんは「日系人との出会いによって導かれてきた。彼らには昔の日本が残っている。福井の若い人にも、日系人のことを知ってもらう機会になれば」と話している。
 観覧無料。午前九時から午後五時十五分まで。休館は毎週月曜。 (藤共生)

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