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続ければミス防止&飛距離アップ!スイングも安定します

2020年10月22日 11時34分

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壁を使ったお尻ドリル

 前回に続き、壁を使ったドリルです。ショットを打つ時は、構えた時の前傾姿勢をいつも同じ角度で打つことが大切です。今回は、この「前傾角」をキープするためのドリルを紹介します。 (取材・構成 堤誠人)

頑張ってお尻上げる

 ゴルフのスイングでは前傾角がとても大切です。前傾姿勢で構えていても、インパクトの時に伸び上がって打ってしまうなど前傾の角度が変わってしまうと、トップやダフりといったミスにつながりやすくなります。できるだけ同じ角度でスイングするためにも、このドリルは有効です。
 まず、壁を背にしてアドレスを取ります。この時、左右両方のお尻が壁に付くように立ちます。よく、アマチュアの方でアドレスの時に膝が曲がって、お尻が下がってしまう人がいますが、それでは脚の力が使えなくなってしまいます。できるだけ頑張って、お尻を上げるようにしてください。

ゆっくりとスイング

 お尻を壁に付けた状態から、ゆっくりとスイングを始めます。テークバックを上げてトップへ行った時、右のお尻は壁に付いたままですが、左のお尻は壁から離れています。ここから、インパクトに向かう時は再び左のお尻が壁に付いて、両方のお尻が壁に付く形に戻ります。そしてフォローへ行くと、今度は右のお尻が壁から離れます。
 インパクトの時に体が伸び上がってしまい、前傾角が変わってしまうと両方のお尻が壁から離れてしまいます。できるだけ同じ前傾角をキープしながら、ゆっくりとスイングをしていきましょう。

自宅でも試してみて

 また、インパクトの時に腰が早く引けやすい人は、テークバックからインパクトにかけて両方ではなく左のお尻だけが付く形になってしまっています。その部分に気を付けながら、ゆっくりとスイングをしていってください。
 アドレスからフォローまで、壁に付いているお尻は両方→右だけ→両方→左だけ、となります。このドリルを続けていって、前傾角をキープする方法が分かってくると、飛距離アップやスイングの安定性にもつながっていきます。自宅でもできるトレーニングなので、ぜひ試してみてください。

ドリルのNG例

【しのぶのひとりごと】

ここ数年で大きく進歩…私が考える若手女子活躍の理由

 ここまでの女子ツアーは、本当に若手選手の活躍が目立っています。ここ数年の傾向ですが、私は3つの大きな理由があると考えています。
 まずは用具の進歩です。私が子どもの頃は、クラブはもちろんのこと、手袋やスパイクもジュニア用がありませんでした。レディスのクラブを短く切って作ってもらったり、スパイクは靴下を2枚重ねにしてサイズの微調整をしたりしていました。自分に合ったクラブと用具を使うことで、バランスの良いスイングを身に付けやすくなると思います。
 次に、トレーニングや食生活の取り組み方です。特に食事は、選手が小さい頃から親御さんがアスリートの食生活を強く意識しているように感じます。
 最後はインターネットの普及です。今は、海外の強い選手の動画を簡単に見ることができます。海外のツアーを見ると、女子のジュニア選手でも男子選手のような力強いスイングをする選手が多くなっています。
 そして、渋野日向子選手のように海外のメジャー大会で優勝する選手が出てくると、「私も」と考える子が次々と出てきます。意識の高い選手が増え、高いレベルでの競争になります。
 そんな中でも私と同年代の上田桃子選手、有村智恵選手、藤田さいき選手らは上位に食い込んでいます。負けずに若い選手を引っ張ってもらいたいですし、ぜひ優勝してほしいと思っています。

▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げて賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。

取材協力 GOLF&FITNESS POINT芝浦(東京都港区海岸3の26の1 パーク芝浦7F) (電)03(6435)4521
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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