孤立する介護者支援 敦賀市「やすらぎカフェ」

2020年10月22日 05時00分 (10月22日 05時00分更新) 会員限定
参加者たちの介護体験談に耳を傾けるカフェのスタッフ(中)=敦賀市羽織町の中郷公民館で

参加者たちの介護体験談に耳を傾けるカフェのスタッフ(中)=敦賀市羽織町の中郷公民館で

  • 参加者たちの介護体験談に耳を傾けるカフェのスタッフ(中)=敦賀市羽織町の中郷公民館で
  • 日本ケアラー連盟代表理事の牧野さん=本人提供
 ストレスを抱え、孤立しがちな介護者の支援が求められている。敦賀市では昨年十一月、介護していた家族三人を殺害したとして七十代女性が逮捕された。市はこの事件を受け、九月から介護やすらぎカフェを各地域の公民館などで開いている。しかし、介護に忙殺されている人が、限られた日程に合わせて参加することは難しい。専門家は「困っている人が、どうしたら居場所にたどり着くことができるかを考えてほしい」と話す。(高野正憲)
 「身に覚えがないことを繰り返し言われ、閉口してしまう」「仕事と介護と孫の面倒でいっぱいいっぱい」。中郷公民館で九月二十六日に開かれた「やすらぎカフェ」には介護当事者や介護の経験がある人など十七人が参加した。前半は医学療法士の指導でストレッチをし、後半の座談会で率直な思いを語り合った。
 働きながら八十代の母を介護する五十代の女性参加者は「同じような悩みを持っているのは自分一人だけではないと分かって良かった」と話す。他の参加者からも同様の声が聞かれた。
 カフェは介護者同士で体験談を話し合い、悩みを共有して心理的負担を軽減するのが狙い。市が五つの介護事業者に委託し、三月までに各地域を巡回して計...

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