農福連携、いざ二毛作 稲刈り後の田んぼ 有効活用

2020年10月21日 05時00分 (10月21日 10時44分更新)
タマネギの苗を植える参加者=羽咋市大町で

タマネギの苗を植える参加者=羽咋市大町で

  • タマネギの苗を植える参加者=羽咋市大町で

羽咋の障害者支援施設 タマネギとニンニク定植


 羽咋市大町の障害者就労継続支援施設「ライフサポート村友」は、稲刈り後の田んぼを有効活用した二毛作の取り組みを始めた。十七日にはタマネギ千本、ニンニク二千個を定植した。障害者が農業に携わる「農福連携」により、無農薬無肥料の自然栽培で育てる。
 村友では、付加価値による障害者の工賃上昇を目指し、サツマイモや大豆などの自然栽培をしてきた。タマネギやニンニクは、雪や霜に強く、北陸の冬にも耐えうると選んだ。
 農福連携の先駆者の松山市の佐伯康人さんの助言を受けながら準備を進めた。田んぼを畑作に転用する場合、土を乾かすことが大事だといい、くわなどで何本も溝を掘り、三週間ほどかけて水分を抜いた。
 定植作業には、利用者、地域住民、施設のスタッフと自然栽培仲間ら六十人が参加。佐伯さんを招いて改善点の指摘を受け、千五百平方メートルに植え付けた。
 村友管理者の宮中経助さんは、「能登での二毛作は簡単ではない」とした上で、「いろんな人がいるが、協力すればできないことができるとなれば、やりがいにつながる。能登の未来を変えるぞという意気で挑戦したい」と意欲をのぞかせた。
 収穫はタマネギが四月、ニンニクが六月の見込み。うまくいけばタマネギの後にジャガイモを育てる三毛作にも挑む。 (林修史)

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