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福永祐一にとってコントレイルは「騎手生活で初めての存在」「三冠は特別な称号、だから何としても…」

2020年10月21日 06時00分

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日本ダービーをコントレイルで制し、ピースサインで笑顔を見せる福永=5月31日、東京競馬場で

日本ダービーをコントレイルで制し、ピースサインで笑顔を見せる福永=5月31日、東京競馬場で

◇連載・無敗三冠に挑む
 デビューから無傷の6連勝。皐月賞、日本ダービーの2冠に輝き、休養明け初戦の神戸新聞杯でも際立つ強さで連勝を伸ばしたコントレイル。「第81回菊花賞」(G1・25日・京都・芝3000メートル)で父のディープインパクト以来となる3頭目の無敗三冠達成へ。保田隆芳、岡部幸雄の両元騎手、現役では武豊に続く史上4人目のクラシック通算10勝目がかかる主戦の福永祐一騎手(43)=栗東・フリー=はこの挑戦をどう捉え、どう導こうとしているのか。気になる胸の内を探った。
 三冠達成なら11年のオルフェーヴル以来、史上8頭目。無敗なら父のディープインパクト以来、史上3頭目。ここまで圧倒的な強さで突き進んできたコントレイル。主戦の福永にとって当然だが、特別な存在だ。
 「ジョッキーとしての日々を送る中で中心にいるのは確かですね。菊花賞は待ち遠しいし、(この戦いまでに)いつも以上に(自身が)けがをしてはいけない思いがあります。そういった存在がいるというのは初めてだから」とコントレイルをそう表現する。
 春は圧倒的な強さで皐月賞、日本ダービーを制して2冠馬となった。デビュー当初、陣営のコントレイル評は「マイラー」。だが、そんな声を結果を出すことではね返してきた。だが、今回は3000メートルが舞台。未知の領域だ。
 「菊花賞はダービー以上に距離への適性が出てくる。3歳の秋になると適性は出てくるもの。例えば、今年のメンバーにデルタブルース(04年に菊花賞を勝った名ステイヤー)のような馬が潜んでいたら勝負は分からない」と言う。
 とはいえ、前哨戦の神戸新聞杯ではひと夏を越えての成長もしっかりと受け取った。「返し馬の入りも、オンオフの切り替えがしっかりとできていた。体の使い方がさらに良くなって勝負どころの反応の良さは春にはないものがあった」
 卓越したスタミナを問われる2度の坂越えを含む淀の3000メートル長丁場。「こなせるだけの下地はある。皐月賞、ダービー、神戸新聞杯と上手に折り合えていた。不安はない」。相棒との信頼関係は完璧に構築されている。「三冠は特別な称号。だから何としても実現したいという気持ち」。気合を込めたその表情に一切の迷いはない。

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