民泊×おでん 県民来て 金沢の業者 セットプランで集客

2020年10月21日 05時00分 (10月21日 05時03分更新)
おでんやカニのコースと宿泊をセットにしたプランをPRする(左から)高柳俊也さん、野崎英則さん、中島清さん=金沢市笠舞本町で

おでんやカニのコースと宿泊をセットにしたプランをPRする(左から)高柳俊也さん、野崎英則さん、中島清さん=金沢市笠舞本町で

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市独自支援活用 GoTo併用で半額以下に


 十月から始まった金沢市独自の支援事業「五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン」の活用が、民泊やゲストハウスにも広がり、手軽な旅行プランが増えている。普段は素泊まり限定のある民泊は人気の和食店と連携し、食事付きプランでお得さをアピール。国や県の事業では高級な施設に利用が偏りがちとの声もあったが、新たな形で集客を狙う。 (戎野文菜)
 金沢市内の十四カ所で民泊を運営する「エクスプレッションズ」(同市入江)は、冬になると行列ができる和食店「笠舞おでんつぼみ」(同市笠舞本町)と協力し、宿泊と食事をセットにしたプランをつくった。
 食事はおでんや刺し身など七品のコースで、一人一匹ずつズワイガニが出る。普段はやらない飲み放題も特別に付けた。食事の後は、千日町や十三間町にある一棟貸しの民泊が利用できる。四人以上で宿泊の場合、市のキャンペーンと国の「Go To トラベル」を併用すれば、一人一泊二万円が六千五百円になる。
 主なターゲットは、市民をはじめ県内在住者。少人数の忘年会や学生の飲み会にも利用してもらいたい考えだ。
 二つを結んだのは、旅行会社「ヴァケーション」(同市北安江)の営業部長、野崎英則さん(45)。つぼみの店主、中島清さん(44)とは趣味のトライアスロン仲間としてつながりがあり、協力を提案した。「地元の人が金沢の魅力を知る機会にしたい」と話す。
 エクスプレッションズは、主に外国人観光客向けに素泊まりの民泊を運営してきた。新型コロナウイルス感染拡大で五、六月の宿泊者はほぼゼロ。苦境に立たされる中での新たな挑戦となる。専務取締役の高柳俊也さん(43)は「プランの利用が広がり、コロナ収束までなんとか事業を継続できれば」と期待を込めた。
 金沢市独自のキャンペーンは北陸三県と長野、新潟両県が対象。十一月から利用が全国に広がる。対象期間は来年三月三十日の宿泊分まで。
 市によるとキャンペーンの認定登録数は十五日時点のまとめで、ホテル、旅館、民泊など百十三施設が、四百六十七プランを作った。市は宿泊施設と飲食店、文化体験施設などとの連携を呼び掛けており、担当者は「新たに築かれた協力関係はコロナ収束後も財産になるはず」と話している。
 エクスプレッションズの民泊とつぼみを利用するプランの問い合わせは、ヴァケーション=電076(232)6611=へ。

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