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鯖江の下新庄に多い「軽部」一族を解明 福井南高生、全国大会で佳作

2020年10月21日 05時00分 (10月21日 05時00分更新)
軽部姓について調べた研究成果が全国高校生歴史フォーラムで佳作に選ばれた軽部さん(左)と前田さん=福井市新開町の福井南高で

軽部姓について調べた研究成果が全国高校生歴史フォーラムで佳作に選ばれた軽部さん(左)と前田さん=福井市新開町の福井南高で

 自分が住む鯖江市下新庄町に、「軽部」姓が多いのはなぜ? 福井南高校三年の軽部由菜(ゆいな)さん(17)が、こんな疑問を友人と一緒に解き明かした。軽部一族だけに伝わる念仏講に込める住民の思いも聞き取り、伝統行事に考えを巡らせた。研究成果は「全国高校生歴史フォーラム」(奈良大など主催)で佳作を受賞。北陸三県から初の入賞という快挙を達成した。(籔下千晶)
 軽部姓は県内でも同町だけに集中しているという。軽部さんは夏休み前、学校でフォーラムのポスターを見つけ、以前から疑問に思っていた軽部姓について、仲の良い同級生の前田遥南(はるな)さん(18)と調べて応募することにした。
 軽部さんは地元の公民館長や祖母に話を聞いた。前田さんは古文書の研究やリポートのまとめを担当した。二人は資料から、江戸時代に「軽部」を名乗っていた強力な豪族が今の下新庄町にいたことから、明治時代に周囲の農民にも軽部姓が広がったと推測した。
 調べる過程で、軽部一族には地域コミュニティーを維持するための伝統行事「講」の一種、「軽部念仏講」が残っていることが分かった。軽部さんは「小さいころから知っていたので、珍しい文化とは思わなかっ...

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