日詰次期静大学長が会見

2020年10月21日 05時00分 (10月21日 05時03分更新)
記者会見で「皆さんの意見を聞くところから始めていきたい」と語る静岡大の日詰一幸・人文社会科学部長(右から2人目)=静岡市駿河区の静岡大で

記者会見で「皆さんの意見を聞くところから始めていきたい」と語る静岡大の日詰一幸・人文社会科学部長(右から2人目)=静岡市駿河区の静岡大で

  • 記者会見で「皆さんの意見を聞くところから始めていきたい」と語る静岡大の日詰一幸・人文社会科学部長(右から2人目)=静岡市駿河区の静岡大で
 二十日に静岡大の次期学長に内定した日詰一幸・人文社会科学部長(65)は同大静岡キャンパスで開いた会見で、浜松医科大との統合・再編について、地元や教職員の意見を丁寧に聞いた上で、対応を決める考えを強調した。主な会見内容は次の通り。
 −どのような意思で統合・再編に向かうのか。
 静岡市が設置した(静岡大将来構想)協議会の議論が四回あり、私も委員として参加した。本学が機関決定した統合・再編について、十分に受け入れていくという方向ではなく、再考が必要という意見が多く占めた。公金をもらって運営している国立大学法人が自治体の意見を聞くことは極めて大事。浜松市でも協議会が持たれる。地域の関係者の意見をまとめることが自分の役割。皆さんの意見を聞くところから始めていきたい。基本的なスタンスはあるが、押し通すことで本学全体が動けなくなってはいけない。
 −学長選考会議は、浜松医科大との合意を尊重するようにと求めている。
 これまでの経緯を踏まえ、敬意を持つということ。意見を差し挟んでいけないということではない。機関決定は重い。合意書もあり、その枠組みの中で何ができるのかを追求していかなければ。浜松医科大との間の長い協議の時間があることを踏まえ、かつ今回の意向投票で示された教職員の思いを受け止めつつ、合意点を導き出せないものだろうかと考えている。
 −なぜ、現行案には慎重なのか。
 六学部で総合大学の形を保ってきた。その良さをさらに発揮していくためには、静岡大の形を維持した方が良いという考えがある。分割されてしまうと、力が半減してしまうのではないか。静岡と浜松のキャンパスの特色がある中、パワーを持続するには一つの形をとった方が良いのではないかと。
 −六学部の維持と合意書は矛盾するのでは。
 静岡大として一番進むべき道は何かを考えていきたい。自分の思いを場合によっては抑えなければいけないことも出てくるかもしれない。静岡大の教職員の総意がどこにあるのかを見つけたい。
 −意見を抑えるというのは、(日詰氏を)応援した人への裏切りでは。
 自分の思いを学長の立場で申し上げるのは非常に心苦しい。基本的に私の思いは支持してくれている皆さんと大きく変わらない。だが、交渉ごとでもあり、一番良い方法は何かを選ばなければいけない。いばらの道、厳しい道だと思っているが、自分が担わなければと強く責任を感じている。
 −浜松医科大の学長と会う予定は。
 早くあいさつにいかなければいけない。そこからがスタートだと思っている。

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