若手アユ師台頭 岐阜県郡上市・長良川

2020年10月20日 05時00分

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 郡上アユのラストを飾ろうと、トーナメントチーム「流心会」の納竿会が11日、岐阜県郡上市大和町の長良川(郡上漁協管内)で開かれた。ご存じ、中日スポーツ杯全日本アユ釣り選手権にも最多の延べ7人を送り出している最強クラブだが、特筆すべきは若い世代も加入し、ますますヒートアップしていることだ。この日のトップ釣果もベテラン勢を押しのけ、若手の斉藤拓弥さん(24)が35匹をたたき出していた。 (中日釣ペン・餌取春義)
 流心会のメンバー18人が集まり、今シーズンの区切りとして「奥長良ウィンドパーク」周辺で開催された納竿会。長良川は心配された台風14号の影響を受けておらず、晴天で絶好の釣り日和に恵まれた。午前8時にスタートした。
 9時、私も少し竿を出してみた。パーク下流部の瀬肩の平場でオトリを泳がして様子を見ると、オトリが野アユに反応してすぐ16センチが掛かった。その後はポツポツと18センチ前後がコンスタント。反応がなくなると、上流の右岸浅場へ。ここではあまり掛からず、正午までの3時間で7匹の釣果。すべてオスでサビも入っていたが、なかには真っ黄色のアユも。天気さえ良ければ、まだまだ遊べそうな雰囲気だった。
 流心会のメンバーも正午に帰着。午前中に釣った大物賞は和田猛士さん(51)にヒットした21・5センチ。最多釣果は鷲見冬彦さん(48)が貫禄の22匹をマークしていた。
 ベテラン勢に交じって若手が5人も加わった流心会。5人とは、鷲見冬彦さんの息子の冬馬さん(24)、大地さん(22)、青山幸生さん(48)の息子の勇貴さん(25)、石神脩大さん(52)の息子で高1の時に中スポ杯出場経験のある稜大さん(20)、そして今年新加入の斉藤拓弥さんだ。
 斉藤さんは午前中に16匹だった。勇貴さんは所用で午前中のみで7匹。18人中、ツ抜け(10匹以上)は7人。午後1時から2回戦。午後は若手に密着してみた。
 パーク前の水深のある瀬には斉藤さん。スタートからコンスタントに野アユを掛けていく。対面で負けじと冬馬さんも追随する。
 斉藤さんは泳がせの縦竿系の釣りスタイルが基本。引き系の釣りも習得中で、この日は引き泳がせの竿操作だ。小学4年から始めたアユ釣り。川の読み方、オトリ操作など完璧で機動力はトップクラス。ひょっとしてとてつもない逸材かも…。
 流心会メンバー一同も「この子はすごいよ!」と口をそろえる。近いうちに全国大会のタイトルは取ると断言するほど。斉藤さんのタックルは竿8・5メートル、水中糸・複合メタル0・01号、早掛け7号4本イカリ、状況に応じてウレタンゴム背針を使っていた。
 一方、大地さんと稜大さんは大苦戦。大地さんは午後3時にようやく1匹目を掛け「やっと釣れた〜」。オトリが替わると連発して8匹だった。稜大さんは「4匹しか釣れませんでした〜」と苦笑い。冬馬さんは17匹で4時に終了した。
 トップ釣果の斉藤さんは午後に19匹を掛けて一気にまくり、午前の釣果と合わせて35匹だった。「ホントよく釣るな〜」と一同、若手の台頭に感心しきりだ。メンバーではいつもトップ釣果を争う冬彦さんと金子哲也さん(53)だが、冬彦さんは32匹、金子さんは30匹。メンバー平均は20匹前後だった。
 前回の例会もトップ釣果だったという斉藤さんについて冬彦さんは「俺では勝てないわ」とポツリ。これでベテラン勢にも火がつくと、流心会はますます最強になると思われる。
 なお、今年の郡上アユは魚影がすこぶる濃い。オスはだいぶサビてきたが、11日の時点ではまだまだ釣期が続きそうと感じた。日券2000円、19歳未満は無料、25歳未満&女性は半額。(問)郡上漁協=(電)0575(65)2562

入れ掛かりでトップ釣果をたたき出した斉藤さん

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