5万円給付は「秘密兵器」か「ばらまき」か 岡崎市長選、新人が現職に圧勝

2020年10月20日 05時00分 (10月26日 10時25分更新) 会員限定
告示直前に有権者に配られた中根さんのパンフレット

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 「年内に全市民へ五万円を支給します!」。十八日投開票された愛知県岡崎市長選では、新型コロナウイルス感染拡大への経済対策をこう訴えた無所属新人で元衆院議員の中根康浩さん(58)が、三選を目指した現職の内田康宏さん(67)に約三万二千票の大差をつけて圧勝した。与野党の相乗り支援を受けた現職に完敗するとみられた前評判を見事に覆した。選挙結果は今後に続くウィズコロナ時代の選挙戦術に大きな変化を与えそうだ。 (鎌田旭昇、戸川祐馬、伊藤隆平)
 「負けるわけがない」。地元政財界から厚い支援を受けた内田さんの事務所はそんな雰囲気が支配していた。情勢が一変したのは十一日の告示の五日前。中根さんが突然「五万円支給」を訴え始めた。相手陣営にまねをさせず反論の準備も封じるため、告示直前までずっと温めていた「秘密兵器」だった。選対幹部は「勝ち切るにはこれしかなかった。『五万円もらえるなら選挙に行こう』と思わせる戦略だった」と話す。
 これに対して内田陣営は選挙期間中「今だけ、金だけ、選...

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