ジャパン・チーズ・アワーズ 黒部の吉田興産が金賞
2020年10月20日 05時00分 (10月20日 05時02分更新)
「カプリーノしょうゆ」で
国産ナチュラルチーズの最高峰を決めるコンクール「ジャパン・チーズ・アワーズ2020」で、ヤギ乳のチーズを生産、販売する吉田興産(黒部市)の「カプリーノしょうゆ」がソフト・バラエティー部門の金賞を受賞した。
コンクールはNPO法人チーズプロフェッショナル協会が主催し、二年に一度開かれている。東京都内で十七日に開催され、二十一部門に全国七十八工房から二百三十三品の出品があった。
カプリーノしょうゆは原材料のすべてが地元産を利用。同社の搾りたてのヤギ乳と同市生地の飯沢醤油味噌(しょうゆみそ)店が県産大豆で作った無添加しょうゆだけを使ったソフトタイプのシェーブル(フランス語でヤギの意)チーズだ。「富山の酒に合う、富山のチーズを」という思いを込め、二〇一八年から製造している。
十一月中旬までの販売。価格は一個(八十グラム)が税込み千四百九十円。同社の「Y&Co.ネットショップ」などで購入できる。
同社は他に、非加熱圧搾・四カ月以上部門の銀賞に「ラ・カプラ」、ソフト・酸凝固(ヤギ乳)部門の銅賞に「カプリーノ」が、それぞれ受賞した。 (松本芳孝)
関連キーワード
おすすめ情報