外国人との接し方知ろう 浜松市多文化共生センターが冊子発行

2020年10月20日 05時00分 (10月20日 05時02分更新)
「かわらばん」の編集発行に携わった鈴木恵梨香さん(左)と松本早織さん=浜松市中区で

「かわらばん」の編集発行に携わった鈴木恵梨香さん(左)と松本早織さん=浜松市中区で

  • 「かわらばん」の編集発行に携わった鈴木恵梨香さん(左)と松本早織さん=浜松市中区で
 浜松市多文化共生センターは、地域に暮らす外国人住民との接し方をアドバイスするタブロイド判「はままつ街のかわらばん おとなりさんは外国人!」を発行した。今週から市内の全自治会長七百四十四人らに配布する。担当者は「近所に住む外国人との付き合い方に戸惑っている人に、ぜひ読んでほしい」とPRする。 (篠塚辰徳)
 かわらばんはタブロイド判四ページで、フルカラー。文字を大きくし、4こま漫画などを使い、読みやすく工夫してある。三千部を刷り、ニュースレターを定期購読している会員に早速配ったところ、市内の高校などから「生徒にも読んでもらいたい」などの声が寄せられ、増刷予定だ。
 メインは、ブラジルやペルー、フィリピンなど外国人世帯が多く住む浜松市西区大平台の佐鳴湖西岸団地にスポットを当てたインタビュー記事。外国人住民とのやりとりを担う大平台自治会の同団地三丁目市営・県営住宅の野中康司副会長に聞いた、接し方のポイントをまとめてある。
 「ご近所の外国人とうまく付き合う方法」として、コミュニケーションを積極的にしたり、自治会費の集金は何のための費用かを丁寧に説明するなど、実際に顔を合わせて説明する必要性などを強調している。
 4こま漫画は、野中さんが実際に経験したエピソードなどを基に、浜松江之島高校芸術科卒のイラストレーター松本早織さんが担当した。日本生まれで日本語しか分からない人をカタカナの名前からブラジル人だと思い、ポルトガル語の案内文を届けていた話などを分かりやすく紹介している。
 かわらばんは、新型コロナウイルス禍でも、何らかの多文化共生の啓発ができないかと考えた末の企画。今月一日の発行で、次回は未定。編集に携わった浜松国際交流協会スタッフの鈴木恵梨香さんは「自治会では、外国人住民との距離感のつかみ方で困っている人は多い。『外国人』と聞いて苦手に思う人でも、無理せず近所付き合いができる内容になっている」と語る。

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