沼津御用邸公園50年 旧御料車展示

2020年10月20日 05時00分 (10月20日 05時02分更新)
特別展示中の宮内庁所蔵の旧御料車「ニッサンプリンス・ロイヤル」=沼津市の沼津御用邸記念公園で

特別展示中の宮内庁所蔵の旧御料車「ニッサンプリンス・ロイヤル」=沼津市の沼津御用邸記念公園で

  • 特別展示中の宮内庁所蔵の旧御料車「ニッサンプリンス・ロイヤル」=沼津市の沼津御用邸記念公園で
 沼津市内で開催中の沼津御用邸記念公園(同市下香貫島郷)の開園五十周年記念事業の一環として、昭和天皇や上皇さまが愛用された宮内庁所蔵の旧御料車「ニッサンプリンス・ロイヤル」が、同公園で特別展示されている。十一月二十二日まで。 (渡辺陽太郎)
 計七台しか製造されなかった貴重な車両。現在残るのは数台で、常設展示は国営昭和記念公園(東京都立川・昭島市)の一カ所のみ。記念事業のため沼津市が宮内庁と交渉し、御料車の特別展示が実現した。市内での展示は初めてで、市観光戦略課の担当者は「恐らく県内でも初めて。こんな機会は二度とないかもしれない。ぜひ見てほしい」と話す。
 市によると、旧御料車は一九六九年ごろから二〇〇八年ごろまでの約四十年間、使用された。全長六・一五メートルで全幅二・一メートル、高さ一・七六メートルの大型リムジン。旧プリンス自動車工業が開発し、その後同社を吸収合併した日産が製造し完成・納入した。
 御料車は、馬車から自動車に変わってからは欧米の高級車が採用されていたという。国産はニッサンプリンス・ロイヤルが初めてだった。展示車両はすでに引退しているが、宮内庁が整備を続けており、現役時の気品は保たれている。
 初日の今月十三日は、開園直後から近所の住民らが訪れ、記念撮影などをしていた。近所の男性(80)は「これまでは遠くから眺めるだけだった。間近で見たのは初めて。大きさや雰囲気、全てがすごい」と話していた。
 展示は午前九時〜午後四時半。入園料は高校生以上百円、小中学生五十円(御殿内を見学する場合は高校生以上四百十円、小中学生二百円)。(問)市観光戦略課=055(934)4747

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