静大学長選 日詰氏が意向投票で優勢

2020年10月19日 16時00分 (10月19日 16時00分更新)
 静岡大の次期学長選考で、常勤の教職員を対象に実施した意向投票の結果が十九日、判明した。同大が進めている浜松医科大との法人統合・再編の現行案に慎重な日詰一幸・人文社会科学部長(65)が、推進派の川田善正・工学部長(57)を上回り、有効投票総数(九百九十二票)の半数以上を獲得した。 (谷口武)
 同日午後に学長選考会議が意向投票の結果を参考に、候補者二人を面接した上で次期学長を内定。二十日に発表する。過去の学長選では、意向投票の結果とは異なる候補が次期学長に内定したこともあり、意向投票の結果がそのまま反映されるわけではない。
 意向投票は十五日にあり、十九日午前、同大が結果を校内に掲示。投票総数千十四票のうち、日詰氏が五百三十七票、川田氏が四百五十五票、無効票が二十二票だった。
 投票者の内訳(役員・教員、付属学校の教員、職員)のうち、役員・教員票と職員票で川田氏を大きく上回った。
 現行の再編案では、静大と浜松医科大で法人を統合。静大浜松キャンパスの二学部(工、情報)と浜松医科大を一大学に、静岡キャンパスの四学部(人文社会科学、教育、理、農)で別の一大学とする。両大学の開学は二〇二二年四月を予定している。
 静岡キャンパスを拠点とする日詰氏は現行案について、「静岡キャンパスのメリットが分からない」などとして慎重な姿勢を示し、現行案以外の検討を主張。一方、浜松キャンパスが拠点の川田氏は九日にあった抱負発表会でも「積極的に進めていく必要がある」などと表明していた。

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