逆転Vの申ジエは最速で生涯獲得賞金10億円突破 5,6月には左右の腕を手術していた

2020年10月19日 11時30分

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最終日、優勝パットを沈めガッツポーズする申ジエ=18日、千葉・東急セブンハンドレッドCで

最終日、優勝パットを沈めガッツポーズする申ジエ=18日、千葉・東急セブンハンドレッドCで

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◇18日 富士通レディース最終日(千葉・東急セブンハンドレッドC西C)


 1打差2位から出た申ジエ(韓国)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算7アンダーで逆転優勝を飾った。昨年6月アース・モンダミン杯以来の日本ツアー通算25勝目。今季はコロナ禍で9月まで日本に入国できず、さらに5、6月には左右の腕を手術するなど災難続きだったが、再来日からわずか3週目の実力誇示となった。
 昨シーズンより少しふっくらとした笑顔で、申ジエが1年4ヵ月ぶりの優勝会見の席についた。「今年の初優勝です。こんなに早くできるとは思わなかった。ギャラリーのいない優勝は初めて。本当はみなさんの歓声を聞きたい」と申。
 1打差2位から序盤は我慢のパープレーが続いたが、8番パー3で3メートルのバーディーパットを決めてガッツポーズ。その後は自身を鼓舞するように気合の入ったリアクションを交え、無観客の中で流れを作った。後半は3バーディー、1ボギー。本人は「最後の最後まで安心できなかった」と話したが、貫録の試合運びで勝利をつかんだ。
 「実は5月中旬に右手首、6月初めに左肘の手術をしたんです。どちらも去年はケアをしながら転戦していたんですが、コロナ禍で動くことが少なくなったら逆に状態が悪くなって」と、自ら初めて明かした。今季は3月の第3戦から出場予定だったが、開幕から大会中止が続き、日本での合宿調整を中断して韓国に帰国。その後ビザの有効期限が切れ、他の韓国人選手らに約1ヵ月遅れてのツアー復帰を余儀なくされる不運もあった。
 だが、永久シード権を持つ韓国ツアーへの出場は1試合だけ。「もう1つ、団体戦に出ましたけど…。その2つは両手の様子見でした」。14年から日本ツアーを主戦場とする申は「日本が私のホームツアー。今年も私のゴルフは日本で開幕する」と、手術前まで韓国内での試合出場をかたくなに拒んだという。「私にとって日本ツアーは、多くの方が応援してくださる、多くの人の気持ちをいただく場所です」。
 この大会が日本ツアーデビューから207試合目。アン・ソンジュの226試合を抜く史上最速で生涯獲得賞金10億円突破を果たした申。元世界ランク1位の矜持は曇らない。

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