感染症終息を願い オリジナル勧進帳 学校祭で生徒披露

2020年10月19日 05時00分 (10月19日 10時19分更新)
勧進帳を題材にした舞台で客席に向かって見えを切る生徒ら=七尾特別支援学校珠洲分校で

勧進帳を題材にした舞台で客席に向かって見えを切る生徒ら=七尾特別支援学校珠洲分校で

  • 勧進帳を題材にした舞台で客席に向かって見えを切る生徒ら=七尾特別支援学校珠洲分校で

◇七尾特別支援学校珠洲分校


 七尾特別支援学校珠洲分校(珠洲市)高等部の生徒十六人が十八日、学校祭で歌舞伎の演目「勧進帳」を題材にした演劇を披露した。脚本は、地元珠洲に残る源義経伝説や新型コロナウイルス感染症終息への願いを盛り込んだオリジナルの内容。集まった保護者らを前に、一カ月間の稽古の成果を披露した。
 伝説では義経の妻の一人「蕨(わらび)姫」が、現在の珠洲市大谷に流された平時忠の娘とされる。義経一行が馬をつないだことに由来するとされる「馬緤(まつなぎ)」の地名など、市内各地には義経にまつわる逸話が残る。伝説をさらに多くの人に知ってもらおうと、生徒らは九月から稽古を重ねてきた。
 舞台では、身分を隠した義経や弁慶の一行が関所で追及を受けるおなじみの場面を、能登に向かう加賀の関所との設定で演技。歌舞伎役者のように顔に隈(くま)取りした生徒らは、弁慶が機転を利かせてつえで義経を打ったり、「飛び六方」で舞台から去ったりする有名なシーンを堂々と披露した。
 能登に到着後は蕨姫と落ち合い、新型コロナウイルスを想定した流行病の終息を願って、出演者全員でダンスを踊って幕を閉じた。義経を演じた三輪昭純さん(三年)は「練習通り大きな声で演じることができた」、弁慶を演じた水端蓮斗さん(同)は「本番を楽しむことができた」とそれぞれ語った。 (加藤豊大)

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