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10月 南紀みかん (中)自慢の「味一号」

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 13時56分更新)
さまざまな条件でミカンを栽培し、研究を続ける須崎さん(左)と菅原さん=御浜町の県紀南果樹研究室で

さまざまな条件でミカンを栽培し、研究を続ける須崎さん(左)と菅原さん=御浜町の県紀南果樹研究室で

  • さまざまな条件でミカンを栽培し、研究を続ける須崎さん(左)と菅原さん=御浜町の県紀南果樹研究室で
  • 「味一号」の中でも高品質な「みえの一番星」=JA伊勢三重南紀提供
  • JAが導入している高性能のセンサー=御浜町下市木のJA伊勢三重南紀統一選果場で
 その名も「味一号」。熊野市と御浜、紀宝両町の南紀地方で生産され、全国のライバルの産地に先駆けて九月上旬から出荷される自慢のミカンだ。開発したのは、御浜町にある県紀南果樹研究室。担当の主幹研究員、須崎徳高(のりたか)さん(56)は力説する。「うちのおいしいミカンを最初に食べてもらって、次も買ってもらわないと。先手必勝ですよ」
 一九九〇年ごろから南紀地方の主力品種は「崎久保早生(さきくぼわせ)」だった。早さを売りにと、九月二十日ごろに皮が緑色のうちから収穫を始めたが、酸度の高い酸っぱい味だった。
 ミカンの味は糖度と酸度のバランスで決まる。陽光を浴びて熟していくにつれ、糖度は高まり、酸度は減っていく。酸味はミカンのコクになるが、多くの消費者は甘いミカンを好む。
 つまり産地競争に勝つには、...

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