ブータンミュージアム移転 福井から風景似た勝山へ

2020年10月18日 05時12分 (10月18日 12時23分更新)
移転して再オープンするブータンミュージアムを紹介する野坂さん=勝山市鹿谷町保田で

移転して再オープンするブータンミュージアムを紹介する野坂さん=勝山市鹿谷町保田で

  • 移転して再オープンするブータンミュージアムを紹介する野坂さん=勝山市鹿谷町保田で

空き家や蔵を改修


 ブータンの生活や文化を紹介するブータンミュージアムが福井市から勝山市に移転し、二十五日に再オープンする。九頭竜川が流れ、周りを山々に囲まれて遠くに白山連峰を望む風景が「ブータンの風景に似ているから」と関係者は移転理由を話す。豊かな自然に包まれた新天地で、「幸福の国」をPRしていく。 (平林靖博)
 ミュージアムはNPO法人「幸福の国」が二〇一二年十一月にオープン。ブータンの伝統楽器や民族衣装、関連資料などを置き、食文化などをテーマにした企画展も開催してきた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年三月から臨時休館しているのを機に、移転を模索するようになった。
 複数の候補から移転先に選んだのが、勝山市鹿谷町保田の一角。九頭竜川沿いの見晴らしのいい場所にある空き家と蔵、工場の三棟を改修して使う。
 蔵にはミュージアム所蔵品の中から数百点を並べる予定。ブータンの住宅の仏間に飾る掛け軸「タンカ」や祭事で着る民族衣装、身分によって色を使い分けるスカーフ「カムニ」などを展示。十二支のお面や楽器、生活用品などもある。
 空き家部分は事務所兼音楽喫茶で、演奏会などを開けるようにしている。倉庫は地域交流の拠点にする構想を描く。再オープンに向けて関係者らが集い、展示品の陳列など準備を進めている。
 ブータンはほとんどが山岳地帯。ミュージアム設立のためにNPO法人を立ち上げた野坂弦司さん(83)は「川の両側に段々畑が広がる。そんなブータンにそっくりの勝山へ来て、ミュージアムを見てほしい」と話していた。

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