3代利常 小松の足跡知ろう 入城380年 市立博物館で特別展

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 11時35分更新)
前田利常の書状が並ぶ会場=小松市立博物館で

前田利常の書状が並ぶ会場=小松市立博物館で

  • 前田利常の書状が並ぶ会場=小松市立博物館で
 江戸時代初期の加賀藩三代藩主、前田利常の小松入城三百八十年を記念した特別展が、小松市立博物館で開かれている。十一月二十三日まで。
 「前田利常公の足跡〜小松城ものがたり〜」と題して、利常の生涯を時系列で紹介するパネルとともに、利常の書状や小松城の絵図など約五十点が並ぶ。書状は十一点あり、鉄砲の買い付けを指示する内容や茶人など文化人との交流を示す手紙もある。
 江戸中期に書かれた「三壺聞書(みつぼききがき) 抄」の写本では、一六四〇(寛永十七)年に利常が小松城に入ったことが記載されている。利常から聞いた話を藩士が一七二〇(享保五)年にまとめた「御直言覚書(おんちょくげんおぼえがき)」の写本なども展示。利常が絹織物生産を奨励し、茶の湯や連歌を広めるなど、小松の産業や文化の発展に寄与したことを説明するパネルもある。
 同館の津田隆志学芸員(51)は「書状がこれだけ並ぶのは貴重な機会。利常の生涯に触れて関心を高めてもらえれば」と話している。入館無料。午前九時〜午後四時。水曜と祝日の翌日休館。(坂麻有)

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