片山津温泉の歴史 巡る 柴山潟や総湯 住民がガイド

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 11時34分更新)
柴山潟の美しい眺めを参加者に紹介する山口美幸代表(右)=加賀市片山津温泉で

柴山潟の美しい眺めを参加者に紹介する山口美幸代表(右)=加賀市片山津温泉で

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 加賀市片山津温泉の歴史を学ぶ企画「片山津すとーりぃ」が十七日、同温泉街で開かれた。県内の参加者十五人が、ガイドの案内を受け柴山潟沿いを歩いた。
 地元住民でつくるグループ「片山津を遊ぶ計画」が主催。「芸妓(げいぎ)学」「温泉学」などテーマを決めて二月から毎月一回、片山津についての学びの場を設けてきた。街並みを見て周りながら温泉街を深く知ってもらおうと、今回は「まち歩き」と銘打って実施した。
 グループの山口美幸さん(61)がガイドを務めた。参加者は芸妓検番「花館」を出発し、愛染寺、総湯、柴山潟の浮御堂などを散策。この日、柴山潟は風がほとんど吹いておらず、鏡面のように湖畔の街並みを映す絶景が見られた。参加者はスマートフォンで撮影を楽しんでいた。
 山口さんは、明治時代に柴山潟から源泉が湧いたことで、潟を埋め立て片山津が温泉街として栄えた経緯を紹介。戦後の大火を経て大型旅館が立ち並んだが、バブル崩壊後は旅館が廃業し、市が総湯を建設したことも伝え、「柴山潟周辺の景色の移り変わりから片山津の栄枯盛衰を見ることができる」と話した。参加者は源泉や配湯所を見学し、足湯や飲泉も体験した。(坂麻有)

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