【愛知】一宮市がヘルメット購入補助 コロナ禍で自転車利用増
2020年10月18日 05時00分 (10月18日 11時34分更新)
新型コロナウイルス感染を防ぐため、公共交通機関を避けて自転車で移動する人が増えていることを受け、一宮市は市民のヘルメット購入に補助金を出す事業を始めた。自転車が絡む交通事故が多くなる中、死亡など重大な結果に至らないよう、ヘルメット着用を促進する。 (岩井里恵)
SGマークなど安全性の認証を受けたヘルメットで、今月以降、同市内で購入した物が対象。一人一個限り、購入費の三分の二を補助し、上限は三千円。国の新型コロナウイルス対策の補助金を利用し、ヘルメット約千五百個分の予算があり、来年二月末まで受け付ける。
同市朝日二のサイクルベースあさひ一宮店では、コロナ禍以降、自転車のメンテナンスを頼む人や購入者が増えている。市のヘルメットの補助金が始まってからは「年配の女性がかぶれるヘルメットはないか」などの問い合わせが増えた。安全性の認証を受けたヘルメットは一般的に五千〜一万円程度で、同店店長の岡本稔哉さん(43)は「三千円の補助の効果は大きい」という。
スポーツタイプの自転車を購入する際、同時にヘルメットも買う人は多いが、いわゆるママチャリの利用者には浸透していない。岡本さんは「スポーティーすぎ...
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