山代温泉でクマ 3人けが 石川県内、連日の被害 今年計10人に

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 10時55分更新)
殺処分したクマをトラックの荷台に引き上げる猟友会員ら=17日午後0時56分、石川県加賀市加茂町で(小室亜希子撮影)

殺処分したクマをトラックの荷台に引き上げる猟友会員ら=17日午後0時56分、石川県加賀市加茂町で(小室亜希子撮影)

  • 殺処分したクマをトラックの荷台に引き上げる猟友会員ら=17日午後0時56分、石川県加賀市加茂町で(小室亜希子撮影)
 十七日午前十時半ごろ、石川県加賀市山代温泉で女性二人と男性一人の計三人がクマに相次いで襲われた。女性二人は頭などにけがを負い、病院に運ばれた。男性は脚にけがをした。いずれも意識はあり、命に別条はない。県猟友会加賀支部の会員が約二時間後、同市加茂町の用水路で三人を襲ったとみられるクマを見つけ、銃で殺処分した。クマは体長一・二メートルの雄の成獣。
 市消防本部によると、同市山代温泉の市之瀬神社近くで七十代女性が、北西に約五百メートル離れた加賀市文化会館近くで八十代女性がそれぞれ襲われた。二人はクマに引っかかれ、頭や顔から血を流していた。中等傷とみられる。付近の住民らから午前十時半ごろ、一一九番が二件続けてあった。
 大聖寺署によると、女性二人とは別の男性からもほぼ同時刻に「山代温泉でクマに襲われ、脚をけがした」と通報があった。男性は軽傷で、救急搬送されなかった。現場はJR加賀温泉駅から南に約三キロ離れた住宅や温泉街。
 市によると、神社付近での目撃情報を受け、午前八時四十五分ごろから、猟友会と署員がパトロールをしていた。三人が襲われたとの情報が入り、クマの捜索を開始した。午後零時四十分ごろ、市文化会館から北に約一キロ離れた加茂町の農業用水路に潜んでいたクマを発見し、射殺した。
 県内では十六日も白山市で男女四人がクマに襲われた。今年、人がクマに襲われる被害は金沢、小松、白山市に続いて計十人になった。統計のある二〇〇四年以降、最多だった昨年の年間六人を上回っている。

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