<球心> 阿部、窮地救う一振り

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 10時16分更新) 会員限定
広島−中日 8回表2死満塁、阿部が逆転中前2点適時打を放つ

広島−中日 8回表2死満塁、阿部が逆転中前2点適時打を放つ

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 高く弾んだ打球が投手の頭上を越えて中前に転がると、手拍子に沸いていたマツダスタジアムは静寂に包まれた。1点を追う八回2死満塁。阿部のこの日初めての安打で、試合がひっくり返る。会心の当たりではなかったが「飛んだところがよかった」。喜びより3番打者の役割を果たした安堵(あんど)が勝るのか、控えめに振り返った。
 4カ月ぶりの対戦となった広島先発の森下に七回まで1点止まりだった。自身も四回の好機に空振り三振、六回には併殺打と空回り。好調なチームの中で、打率2割台前半と波に乗りきれない一人である現実を突きつけられた。
 相手投手が2番手の塹江に代わった八回、挽回の機会が訪れた。味方が四球と安打で出塁すると、広島は抑えのフランスアをマウンドへ。大島が歩いて塁が埋まり、2死後に阿部。「チャンスだったので積極的にいった」と初球の低め直球をたたきつけた。「僕が打てれば、点が入る。失敗も多いが、打点は意識しながらやっていく」という心掛けを体現するしぶとい一振りで、走者2人をかえした。
 つられるように続くビシエドも、同じくこの日最初の安打となる適時打。与田監督は「阿部はよく仕留めてくれた。そこに至るまでみん...

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