中東、さらに緊迫化恐れ 対イラン武器禁輸制裁、18日期限

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 05時01分更新) 会員限定
ロシアが輸出を進める最新鋭地対空ミサイル「S400」=アストラハン州東部で(小柳悠志撮影)

ロシアが輸出を進める最新鋭地対空ミサイル「S400」=アストラハン州東部で(小柳悠志撮影)

  • ロシアが輸出を進める最新鋭地対空ミサイル「S400」=アストラハン州東部で(小柳悠志撮影)
 【カイロ=蜘手美鶴】イランの武器輸出入を禁じる国連の対イラン武器禁輸制裁が、十八日で期限切れを迎える。制裁解除を受けてイランが最新兵器を購入すれば、イスラエルやアラブ諸国との間で緊張が高まるのは必至だが、米国による経済制裁で経済が疲弊しており、武器購入に踏み切れるかは未知数だ。
 イラン地元紙などによると、ロウハニ大統領は十四日の閣議で「まもなく無慈悲な武器禁輸制裁が終わり、国民とともに祝福ができる。米国の政策は失敗した」と述べ、武器禁輸制裁の継続を国連に求めるなどした米国を皮肉った。
 イランは十八日以降、戦車や戦闘機、潜水艦や弾道ミサイルなどの購入が可能となり、すでにロシアや中国とは水面下で購入の話が進んでいるとされる。ロシアのラブロフ外相は九月、テレビのインタビューで「(期限以降)イランへの武器売却にいかなる制限もない」と取引開始を示唆。イランがロシア製最新鋭地対空ミサイル「S400」を購入すると指摘する声もある。
 中東では八月以降、対イラン包囲網強化に向けてイスラエルとアラブ諸国の国交正常化が進む。ただ逆にイランを刺激する事態を招いており、対抗措置として最新鋭武器を購入すれば、安...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

国際の最新ニュース

記事一覧