テレワーク拡大、障害者に逆風 出勤しないと仕事ない…解雇相次ぐ

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 05時01分更新) 会員限定
事業所でホームページ作成の勉強をする大森光陽さん=東京都墨田区のシンフォニア東武押上事業所で

事業所でホームページ作成の勉強をする大森光陽さん=東京都墨田区のシンフォニア東武押上事業所で

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 新型コロナウイルスの感染対策で企業がテレワークを進める中、オフィス内で働く障害者の仕事が減っている。知的障害者らは清掃や配送物仕分けといったオフィスでの勤務を前提にした働き方が多く、社員の出社減少の影響が直撃。解雇される障害者は増えており、障害者を巡る雇用情勢はさらに厳しくなりそうだ。 (山田晃史)
 「一緒に働く人はみんな仲が良かった。大好きな職場だったのに…」。軽い知的障害のある女性(48)=東京都大田区=は、肩を落とす。十七年間勤めた食堂の運営会社から今月十五日に解雇された。
 東京都内の大手IT企業の社員食堂で週五日間、パートとしてテーブルの掃除やトレーの片付けなどを担当してきた。だが、三月から社員の大半がテレワークとなったことで、食堂を訪れる社員は激減し、食堂の閉鎖が決まった。
 女性は高齢の母親と二人暮らし。貴重な収入だった月八万円の給料が失われ、生活切り詰めを強いられる。「お母さんが喜ぶから早く次の仕事を見つけたいけど…」。女性は言う。
 厚生労働省の調べで、今年三月から八月までの半年間に解雇された障害者は千四百七十五人と、前年同期に比べ34・9%の大幅増。知的障害者の保護者ら...

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