浜松城築城450年展 市博物館で開幕

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 05時03分更新)
城郭や城下町の絵図、資料を基に作られた模型を見る来場者=浜松市中区の市博物館で

城郭や城下町の絵図、資料を基に作られた模型を見る来場者=浜松市中区の市博物館で

  • 城郭や城下町の絵図、資料を基に作られた模型を見る来場者=浜松市中区の市博物館で
  • 17世紀前半から中ごろにかけての江戸時代の浜松城を描いた絵図=浜松市中区の市博物館で
  • テープカットで開幕を祝う関係者=浜松市中区の市博物館で
 築城四百五十年を記念した特別展「浜松城〜築城から現代へ〜」(中日新聞東海本社後援)が十七日、浜松市中区の市博物館で始まった。展示品には、市所有のものとしては最古の十七世紀前半から中ごろの浜松城を描いた絵図のほか、幻の城「見付城」の絵図、歴代城主の家紋が入った丸瓦など九十点が並ぶ。
 浜松城は一五七〇年に徳川家康が引間城を改修して名を改めた。家康が十七年在城した後、歴代城主が幕府の要職に就いたことから出世城とも呼ばれる。
 家康は引間城を改修する前、磐田市見付に城を築こうとしたが、天竜川の東側に位置し、退路が断たれるため諦めた。江戸時代に描かれた、この幻の「見付城」の絵図がある。
 他にも、安政の大地震で被害にあった破損箇所を言葉で細かく書き記した「安政元年浜松城絵図」(一八五四年)や、城下町の町家、武家屋敷を色彩豊かに描いた絵図(十九世紀)があり、当時の城周辺の様子を知ることができる。絵図を基にした模型もある。
 出土品では、ここ十年間の発掘調査で見つかった歴代城主の家紋である桔梗(ききょう)紋や井桁(いげた)紋が入った丸瓦があり、来場者が興味深そうに眺めていた。同館職員の橋本充悠(みちはる)さんは「江戸時代の浜松城は今よりも面積が大きく、存在感があった。浜松市のスタートラインを見てほしい」と呼び掛けている。十一月二十九日まで。一般五百円、高校生二百円。中学生以下無料。 (高島碧)

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