星稜 準決勝敗退 北信越高校野球 上田西(長野)に4−5

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 11時01分更新)
星稜−上田西 最後の打者・中田(手前)が投ゴロに倒れて準決勝で敗退し、肩を落とす星稜ベンチ。右は林監督=いずれも富山市民球場で

星稜−上田西 最後の打者・中田(手前)が投ゴロに倒れて準決勝で敗退し、肩を落とす星稜ベンチ。右は林監督=いずれも富山市民球場で

  • 星稜−上田西 最後の打者・中田(手前)が投ゴロに倒れて準決勝で敗退し、肩を落とす星稜ベンチ。右は林監督=いずれも富山市民球場で

厳しい 選抜出場


 高校野球の秋季北信越地区大会は十七日、準決勝が富山市民球場であり、星稜(石川一位)は上田西(長野二位)に4−5で敗れ、決勝進出はならなかった。来春の選抜大会への出場は厳しい情勢となった。
 準決勝のもう一試合は敦賀気比(福井一位)と関根学園(新潟三位)が対戦し、敦賀気比が延長戦に持ち込んで5−4でサヨナラ勝ちした。十八日午前十時からの決勝で上田西と戦う。

3点リード守れず


 ○…星稜は最大3点あったリードを守れず、終盤に上田西に勝ち越された。
 星稜は三回、1死満塁から内野ゴロで1点先制。1点リードの六回は若狭の右前適時打などで2点を加えた。
 直後六回の守りで上田西の飛鳥井に3点本塁打を浴びて同点とされ、八回1死満塁から小川の左前適時打で勝ち越された。反撃を狙う星稜打線は九回、三者凡退に倒れた。

「気持ちが空回り」中田主将


 秋季北信越の三連覇を目指した王者・星稜が準決勝で涙をのんだ。1点を追う九回2死、中田達也主将(二年)が放った打球は力なく投手前へ。一塁へ走りながら深くうつむき、最後の打者となってしまった。「なんとか逆転したい気持ちが強すぎて、空回りした」。試合後、そう言葉を絞り出した。
 「あと一歩」の連続だった。同点で迎えた八回2死二塁、中前に抜けた打球に走者の中谷大翔(やまと)選手(同)は一気に本塁へ。スライディングしたが、僅差でタッチアウトになった。ベンチの盛り上がりがしぼんだ直後の守り。先頭打者に二塁打を許して走者をため、勝ち越された。
 野口練投手(同)が六回に浴びた3点本塁打も痛かったが、林和成監督は、二人前の打者が投手前に転がしたゴロを内野安打にさせてしまった一瞬のほころびを指摘。「取れるアウトを取れなかった差が出た。紙一重のゲームなだけに非常に悔しい」と話した。
 ただ、秋の戦いは十分に総合力を示した。県大会からこの日の準決勝まで計八試合の一試合平均得点は10・13。計32打数18安打11打点で準決勝は四番に座った谷端将伍選手(同)ら新鋭も躍進した。投手陣も一試合の平均失点を1・6に抑えた。
 冬の練習を乗り越えた先に、甲子園への夢は続く。「地に足を着けて、常に挑戦者として頑張っていく」。中田主将は前を向いた。 (阿部竹虎)

関連キーワード

PR情報