<ぶらり飛騨> 飛騨開運乃森(高山市)

2020年10月18日 05時00分 (10月18日 05時00分更新) 会員限定

巨大な大黒天を見上げる倉坪さん=高山市西之一色町3の飛騨開運乃森で

下から見上げた高さ6・5メートルの福禄寿。その迫力に圧倒される=高山市西之一色町3の飛騨開運乃森で

 高山市上岡本町一の野外博物館「飛騨の里」の隣にひっそりと、「飛騨開運乃森」の看板を掲げた建物がある。どうやら一本の木でできた巨大な七福神があり、パワースポットなんだとか。ひそかに開運を期待しながら訪ねてみた。 (加藤佑紀乃)
 中に入ると、最長七・五メートルもある七福神の木像が迎えてくれた。かつては「一本の大木で彫られた巨大彫刻」として、ギネス世界記録に挑戦したこともあったとか。顔のひげやしわまで細かく表現されており、本当に一本の木で造られているのかと驚かされる。
 この施設を造ったのは、市内で骨董(こっとう)品店「郷倉」を営む倉坪信雄さん(85)。四十年ほど前の朝、トラックで走っていると、製材所の前に、大杉が横たわっていることに気付いた。近づいてみると、木に大きなコブを発見。「大黒天が担ぐ大きな袋に似ている」と感じ、この大杉で大黒天の木像を造ることを思い付いた。
 木像の制作は、いずれも飛騨市出身の彫刻師で、今は亡き山村佐藤兵衛さんと中村円正さんに依頼。二人は数カ月かけて、一本の木から恵比寿天と大黒天の二体を造り上げた。完成した像を見た倉坪さんは「私が考えていたもの、そのままだ」と感激し...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

記者へのメッセージポストへの投稿はこちらから

関連キーワード

PR情報

岐阜の最新ニュース

記事一覧