北野武監督以来17年ぶりの快挙、銀獅子賞「スパイの妻」の公開記念舞台あいさつ 蒼井優「自分の言葉をどう添えていいか…」
2020年10月17日 18時06分
黒沢清監督(65)が先の「第77回ベネチア国際映画祭」で銀獅子賞を受賞した映画「スパイの妻」の公開記念舞台あいさつが17日、東京・新宿ピカデリーで行われ、黒沢監督のほか、主演の蒼井優(35)、高橋一生(39)、東出昌大(32)、坂東龍汰(23)が出席した。
太平洋戦争開戦前の兵庫・神戸を舞台に、偶然、恐ろしい国家機密を知り、正義感から世に明かそうとする貿易商(高橋)とその妻(蒼井)を描く歴史サスペンス。日本人の銀獅子賞は03年に「座頭市」で受賞した北野武監督(73)以来17年ぶりの快挙だった。
イベントの終盤、ステージに銀獅子トロフィーが登場。黒沢監督は「ささやかながら映画の歴史に『スパイの妻』が名を刻んだのかと、これを見てると実感がわいてきます」。蒼井は「自分の言葉をどう添えていいかわからないぐらいすごいこと」とたたえ、「多くの方に映画を見ていただけたらと思います。映画館に安心して来る喜びを少しでも多くの方が体験してくれたら幸せだと思います」と話した。
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