<ダイアリー> ドリームハラスメント

2020年10月17日 05時00分 (10月17日 11時11分更新) 会員限定
 「ドリームハラスメント」という言葉を知った。子どもが夢を持つことを大人が強制することのようだ。この言葉を目にしてとても勇気付けられた。わが子たちの気持ちを代弁しているように感じたからだ。
 自発的に夢を持つことは生きる原動力になるから良いことだと思う。一方で今は大学生と中学生になった二人の息子は、保育園や学校で将来の夢を問われるといつも困っていた。
 勉強も集団生活も苦手だった長男は、とうとう小学生最後の授業参観で、皆が堂々と夢を発表している時に「僕はできないことは言いません。中学生になったら忘れものをしないようにしたいです」。ギャフンときたが、日々好きなことには一生懸命取り組んでいるからそれでいいと思っていた。今思うと、大人を喜ばそうとなどせず自分に正直なところが長所なのかもしれず、今は近いところに具体的な目標を持っている。
 大人の顔色を見て忖度(そんたく)しがちの次男は、外部からの少しの強制も許さず自分で道を切り開こうともがいている。夢など持たなくても日々を粛々と生きる道もあっていい。多様性を応援しようという声が広がりつつあるのを感じてうれしい。=名古屋市中川区、パート田中伸子(47...

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