亡き保育士の絵本 こども園に120冊 小松 おじの竹内さん贈る

2020年10月17日 05時00分 (10月17日 05時03分更新)
竹内富夫さんと贈られた絵本を読む年長児=小松市川辺町で

竹内富夫さんと贈られた絵本を読む年長児=小松市川辺町で

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 小松市川辺町の竹内富夫さん(78)が十六日、同町の認定こども園「ひかりっこ」に絵本約百二十冊を贈った。昨年十月に亡くなっためいの池上真由美さんの遺品で、竹内さんは「子どもに長く読んでもらえれば、真由美も喜んでくれると思う」と語る。
 五十七歳で他界した池上さんは、京都や小松市内などで長く保育士として働いた。「子どもから慕われる優しい人だった」と竹内さんは故人をしのぶ。同市御宮町の自宅からは多くの絵本が見つかり、遺族で相談して寄贈を決めた。
 園舎に段ボール三箱分の絵本を持ってきた竹内さんの前に、年長児二十一人が集まり「ありがとうございます」と大きな声であいさつ。竹内さんは「みんなで大事に使ってください」と呼び掛けた。その後、園児たちは、ページをめくると飛び出す仕掛けが付いた本やアンパンマンの絵本などたくさんある絵本の中から好きなものを選んで自由に読んだ。
 園では本棚に並べて、読み聞かせや貸し出しなどで使う。中田実千世園長は「きれいな本ばかり。物を大切にする気持ちを子どもに伝えたい」と感謝した。
  (井上京佳)

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