<台風19号1年> 「ぬくぬく亭」で心休めて 長野・豊野の住民交流施設

2020年10月17日 05時00分 (10月17日 05時00分更新) 会員限定
「まちの縁側ぬくぬく亭」のスタッフらと語り合う清水厚子さん(右)=長野市豊野地区で

「まちの縁側ぬくぬく亭」のスタッフらと語り合う清水厚子さん(右)=長野市豊野地区で

  • 「まちの縁側ぬくぬく亭」のスタッフらと語り合う清水厚子さん(右)=長野市豊野地区で
 昨年十月の台風19号災害による千曲川の堤防決壊で浸水した長野市豊野地区で、被災者支援を主な目的とした唯一の住民交流拠点「まちの縁側ぬくぬく亭」が被災者の心のよりどころになっている。被災後に地区を離れる住民が後を絶たない中、運営に携わる清水厚子さん(68)らが住民同士をつなぎ留め、復興を支え続けている。 (我那覇圭)
 「現状では引きこもりがちになってしまうが、ぬくぬく亭に来れば誰かに会えるのでほっとする」
 台風19号災害で自宅が浸水し、避難生活を続ける清水孝さん(68)は自転車で五分ほどの距離にあるアパートから、多いときで一日に三回ほど足を運ぶ。一人暮らしで周りの住民との接点も薄く、今や欠かせない居場所になっているという。
 ぬくぬく亭は台風災害から二カ月後の昨年十二月、清水厚子さんらが地元の住民自治協議会や社会福祉法人、NPOと協力して開設した。「温かい」という意味の地元の方言「ぬくてえ」にかけて名付けた。市豊野支所に隣接するプレハブの建物には毎日のように被災者が訪れる。迎え入れるのは常駐するスタッフら五人。被災した高齢者宅に困り事を聞きに行く活動も重ねる。
 清水さんは社会福祉士と精神...

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