浜松内陸コンテナ基地 製品の輸出入、事前に通関業務

2020年10月17日 05時00分 (10月17日 05時00分更新)
東名高速道路浜松インターチェンジに隣接していることが分かる基地の航空写真=浜松市東区流通元町で

東名高速道路浜松インターチェンジに隣接していることが分かる基地の航空写真=浜松市東区流通元町で

  • 東名高速道路浜松インターチェンジに隣接していることが分かる基地の航空写真=浜松市東区流通元町で
  • コンテナ基地で通関手続きをするトラック=浜松市東区流通元町で
 浜松市に世界各地と輸出入をする国際貿易港があることを知っていますか。
 浜名湖に舞阪漁港などがあることを知っていても、市内にある貿易港の存在を知らない人も多いと思います。
 1971(昭和46)年、国内初の内陸の国際貿易港として、浜松市下石田町(今の東区流通元町)に静岡県浜松内陸コンテナ基地が誕生しました。
 この基地は、貿易港を持たない浜松市および静岡県西部地域の工業製品の輸出増加と国際海運のコンテナ化に対応するために開設されました。
 基地ができるまでは、浜松から輸出する場合、清水港などの貿易港へトラックで貨物を運び、そこで通関手続き(輸出の許可を得るための手続き)を行った後で、コンテナへ貨物を詰めて船へ積み込みました。
 基地ができてからは、基地内にある名古屋税関浜松出張所で通関業務を行うことができるようになり、ここで貨物をコンテナに詰めてから清水港などへ運びます。
 海外から輸入した貨物は、コンテナに詰められた状態で基地に運ばれ、基地内で通関業務を行った後、トラックに積み替えて県西部の工場などへ配送します。
 
 基地内には、トラックに積んだまま貨物の重量を量るトラック・スケールという装置があります。200キロから50トンまで10キロ単位で量ることができる精密な装置です。

◆県内外の港へ運搬も便利

 基地は東名高速道路の浜松インターチェンジに隣接しているため、清水港や御前崎港など県内外の港を使って輸出入をするのに大変便利です。さらに、国道1号や国道150号、新東名高速道路などへのアクセスにも恵まれています。
 
 2019(平成31・令和元)年の基地での輸出入貨物取扱量は12万9052立方メートル。高さ2・6メートル、幅2・4メートル、長さ6メートルなどのコンテナで運んでいます。
 このうち輸出貨物が約85%で、その4割以上は自動車やオートバイなどの輸送用機器です。輸入貨物は全体の約15%で、そのうち楽器が約16%を占めています。
 このように、浜松内陸コンテナ基地は、内陸の国際貿易港として、ものづくりのまち浜松の発展に大きく貢献しています。

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