生活用具 伝統感じて 富山市民芸館で編組品展

2020年10月15日 05時00分 (10月15日 10時44分更新)
竹などで作った日用品を並べた編組品展=富山市民芸館で

竹などで作った日用品を並べた編組品展=富山市民芸館で

  • 竹などで作った日用品を並べた編組品展=富山市民芸館で

 竹やヤマブドウのつる、ヤマザクラの樹皮といった自然素材を編んだり組んだりして生活用具にした「編組品(へんそひん)展」が、富山市民芸館で開かれている。江戸時代から現代までのざる、みの、かごなど約九十点が明治期の板蔵に展示され、涼やかな空間をつくっている。十一月二十日まで。
 地域で子どもの成長を祈る福岡県の玩具「わら馬」(昭和時代)や、竹を組んだ鹿児島県のご飯入れかご「卵てご」(同)、コウゾのこよりを編んだ背負いかご「たなてご」(同)など丈夫で使いやすい日用品を中心に並べた。
 富山のものでは、わらぐつ(同)や薬草入れ(江戸時代)を展示。本体とへりを一体的に作るのが“富山流”で、見た目にも美しいという。
 同館のいろりの周辺には、ネマガリダケで作った炭入れを展示。竹とコウゾの繊維を縦横に組み込んだ敷物は、組み込む以前の材料作りに手間がかかっている。
 隣接の市民芸合掌館にもわらぐつが展示されている。会期中は無休。観覧料は両館とも百円(高校生以下無料)。 (小畑一成)

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