<EYES> ZIP-FMナビゲーター 荒戸完さん 「コミュ障」克服の一歩

2020年10月15日 05時00分 (10月15日 10時17分更新)
 「自分コミュ障で」という書き出しの相談がきた。年は書いていないが、20歳前後の女の子だと推測される。
 自分から話しかけるのが苦手。バイトを始めてから4カ月たったが、なかなか素の自分を出せず、すごく静かな人であると思われている。仕事の質問をしたり、手持ち無沙汰なときに指示を仰いだりできないため、パートの主婦やベテランに「無口で使えないヤツ」と思われているのではないかと心配している。みんなは仲良くしているが、彼女は一番後輩ということもあって気を使ってしまい、話しかけられずにずっと一人でいる。そこで、バイトを変えようかと悩んでいる。
 さて、意識していない人も多いが、どんな人間でも二つ以上は「仕事モード」「家モード」といった違う自分を持っている。僕は仕事の時「ラジオDJ荒戸 完」というスイッチを入れる。友達の前では「カンちゃん」、家族の前では「お兄ちゃん」に切り替える。ちなみに全部で五つのモードがある。逆に、環境に適したモードを使わずに生きるというのは、実はすごく苦しいことなのだ。
 人は人と接する時に、必ず相手の影響を受ける。だから相性が悪い人には、自分のモードを対応させていく必要がある。一方、相性がいい人は何も切り替える必要がないから気が楽だ。これがおそらく彼女のいう「素の自分」だ。
 つまり彼女は、アルバイトに適したモードへの切り替えができていない。一度でいい。「テキパキ動いてハキハキ返事」モードのスイッチを入れてみよう。自ら先輩に話しかけることができれば、スイッチの入れ方が分かるはずだ。コツは、違う自分を演じることに対する恥とプライドを捨てること。負けないでほしい。でも、無理もしないでほしい。バランスも大事だ。彼女にはこの曲を贈る。
 竹原ピストル「よー、そこの若いの」。

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