【石川】工作機械 定額で使って 中村留精密工業 新サービス

2020年10月14日 05時00分 (10月14日 10時03分更新)
利用対象の複合加工機「SC−200」(中村留精密工業提供)

利用対象の複合加工機「SC−200」(中村留精密工業提供)

  • 利用対象の複合加工機「SC−200」(中村留精密工業提供)

問い合わせ多数 設備投資 より手軽に


 工作機械メーカーの中村留精密工業(石川県白山市)が、工作機械を月額制で利用できるサービス「ストライク」を始めた。新型コロナウイルスの影響で経営環境が厳しさを増す中、購入するよりも設備投資のハードルを低くし、生産性を上げるきっかけにしてもらおうと企画。定期点検や損害保険もセットにし、顧客の獲得を目指す。 (高本容平)
 サービスの対象は自動車や建設機械、航空機などの部品を幅広く製造できる「複合加工機」で、全二十八機種を用意。契約期間は三年か五年とし、利用者は一年ごとに更新か購入、返却を選択できる。レンタル価格は基本モデル「SC−200」の場合、三年が月額三十万円、五年が二十六万円(いずれも税別)から。
 サービスには運送費と設置費が含まれる。年一回の精度点検とソフトウエアの無償アップグレード、事故や操作ミスによる故障の修繕費を補償する保険も付く。
 試作品の製造など短期間の仕事に対応しやすく、固定資産税や減価償却費の負担もかからない。実際に使い心地を試し、購入を検討できるメリットもある。
 九月中旬に自社のホームページや会員制交流サイト(SNS)でサービスをPRしたところ、全国の企業や商社から九十件以上の問い合わせが寄せられたという。
 サービス名には「顧客の心に直球を投げ込むように、必要なものを的確に提供したい」との願いを込めた。
 中村匠吾専務は「設備投資をしたいが、コロナ禍で一歩踏み出しにくいという声も聞く。工作機械を導入する際の新たな選択肢になれば」と話している。

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