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敦賀気比4強入り 新潟明訓に逆転勝ち 

2020年10月13日 05時00分 (10月13日 09時44分更新)
敦賀気比−新潟明訓 8回表敦賀気比2死二、三塁、森田の中前打で三走の長尾(2番)と二走の東(4番)が生還。3−3と追いつく=富山県魚津市の魚津桃山運動公園野球場で

敦賀気比−新潟明訓 8回表敦賀気比2死二、三塁、森田の中前打で三走の長尾(2番)と二走の東(4番)が生還。3−3と追いつく=富山県魚津市の魚津桃山運動公園野球場で

 第143回北信越地区高校野球大会は第2日の11日、富山県内の2球場で準々決勝が行われ、県勢は敦賀気比(福井1位)が新潟明訓(新潟2位)に7−4で逆転勝ちし、4強入りを果たした。
 準決勝は17日、富山市民球場で行われ、敦賀気比は関根学園(新潟3位)と対戦する。決勝に進出すれば、北信越に2枠ある来春の選抜大会出場権を大きくたぐり寄せることができる。
 ▽準々決勝 (魚津桃山)
(福井1位)
敦賀気比0000000313――7
新潟明訓1000002010――4
(新潟2位)
            (延長十回)
(敦)竹松、上加世田−長尾
(新)柳下、飯浜−加藤
 敦賀気比7−4新潟明訓 
 終盤に打線がつながった敦賀気比が新潟明訓に逆転勝ちした。
 敦賀気比は相手先発に苦戦した。130キロ超の速球を軸に内外角を突かれ、ゴロの山を築かされた。しかし八回2死から連打で一、二塁とし、東の二塁打と森田の中前打で追いついた。
 延長十回は2死一、二塁から大島、沼田の連打で3得点。その裏、上加世田が2死一、二塁とされるも最後は遊ゴロで切り抜けた。

 強い思い打撃にこもる 敦賀気比

 「流れを変えてこい」と、七回にマウンドへ送り出された上加世田頼希(うえかせだらいき)が痛恨の2点を失った。ここまで敦賀気比はわずか1安打。八回の攻撃でも早々と2死となった。敗戦濃厚と思いきや、主将の大島正樹は首を振る。「絶対甲子園に出たい。全員が諦めていなかった」。強い思いが打撃に乗り移った。
 口火を切ったのは本田克(かつき)。135キロの速球を中前へ弾き、連打を呼び込み1点。新潟明訓先発の柳下祐希を引きずり下ろすと、勢いは加速する。「全員でつなげた」と同点打の森田世羅。八、九、十回で計10安打と打ちまくった。
 前日の一回戦に続き連投となった柳下には疲労があった。「八回は手だけで投げていた。切れがなかった」と認めた。もう一つ、攻略できた理由を大島が強調する。「打球が内野の間を抜いた。日々の練習の成果です」
 前チームと比べ、打者の体格は小柄。だから「遠くへ飛ばす選手はいないけど、体が小さいのを強みにしてきた」と大島。強いゴロを徹底する打撃を目指し、走っても全員が果敢に次の塁を陥れる。隙のない本来の攻撃を終盤で形にした。
 一年前の北信越大会は二回戦で敗退。その悔しさを忘れず、攻撃に移る際の円陣では勝利への意識を統一した。緊迫した展開でも崩れない、組織力の高さが際立った。
  (谷出知謙)

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