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[世界選手権]脇本雄太が「ケイリン」銀メダル!日本勢3年連続 五輪代表確実に 圧倒的な先行力で東京を世界を沸かせてみせる

2020年2月28日 10時15分

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ケイリンで銀メダルを獲得した脇本雄太

ケイリンで銀メダルを獲得した脇本雄太

 【ベルリン八手亦和人】自転車トラック競技の世界選手権第2日が27日に行われ、男子ケイリンは脇本雄太(30)=日本競輪選手会=が銀メダルを獲得。日本勢としては3年連続の銀となった。これで脇本は東京五輪の日本代表入りが確実になった。準決勝5位で決勝を逃した新田祐大(34)=同=は7~12決定戦で落車の原因を作ったとして降格12位。準々決勝で敗退した河端朋之(35)=同=はナショナルチームからの引退を明言した。また、女子スプリントは小林優香(26)=同=が2回戦で敗退、太田りゆ(25)=同=も1回戦で敗れ、東京五輪のスプリント枠を逃した。

 日本勢3年連続の銀。今年もケイリンで頂点に立つことはできなかったが、脇本雄太が待望の世界選メダルをつかんだ。「取れたと思った金を取れなかった悔しさはある。でもこれ以上ない状態で臨めたし納得はしている」。今季はアジア選手権でケイリン2連覇を果たしたが、W杯では結果を残せず。それだけに安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 1回戦から持ち味の圧倒的な先行力を発揮して勝ち上がった。決勝こそ残り2周で先行勝負に出たところをラブレイセンに叩かれて押し切られたが、レースを自分で作る姿勢は終始貫かれていた。「先行で行ける自信があった。自分なら最後まで持つと思っていた。ここで行くべきと直感で動いてうまくいった」。ライバルの抵抗を許さない迷いなき走り。主導権さえ握ってしまえば、簡単には反撃を許さなかった。
 この銀メダルにより東京五輪の日本代表入りは確実と見ていいだろう。河端朋之、新田祐大がこの大会で同じ銀メダルを獲得してきたが、今回は五輪開催年の世界選。強豪国が最強メンバーを準備し最高に仕上げてきている中でのものだけに選考評価は高い。「銀だから満足することはない。でも次につなげることができる。五輪で金メダルを取る目標ができた」。どこか空回りしていた今季だったが、すっかり自信も取り戻した。

 周囲も脇本への期待が大きく高まった。誰よりもその才能を高く評価しているヘッドコーチのブノワは「ミスがなく完ぺきなレースをしてくれた。銀だったのはラブレイセンが強かっただけ。彼を倒す方法は私たちがこれから見つけてやる。技術面で改善できる部分があるから伸びしろもまだある」と指揮官も金メダルだけを見据える。
 本番までの時間は約5カ月。まだまだマイナーな自転車競技を広めるために最適なのはやはりこの快速男。誰もが分かりやすい先行逃げ切りで、きっと日本を席巻するはずだ。

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