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[トラック種目世界選手権]トラブルにめげない肝っ玉母ちゃん…日本女子初の快挙・梶原悠未の"金"を確信した2つの予感

2020年2月29日 13時18分

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スタッフとの記念写真。前列(中)が梶原悠未、後列右から3人目が中距離ヘッドコーチのクレイグ・グリフィン

スタッフとの記念写真。前列(中)が梶原悠未、後列右から3人目が中距離ヘッドコーチのクレイグ・グリフィン

 自転車トラック種目で東京五輪出場枠が懸かる世界選手権第3日は28日、独ベルリンで行われ、4種目の合計点で争う中距離の女子オムニアムで梶原悠未(22)=筑波大=が金メダルを獲得。世界選手権の金は日本人としては男子スプリントの俵信之以来33年ぶり、日本の女子として初めての快挙となった。この種目の五輪出場1枠獲得も確定し、自身の代表初選出も確実となった。
 梶原の快挙を支えてきたのが母の有里さん(48)だ。梶原の高校卒業後は練習、食事などあらゆる面でサポートしながら二人三脚でやってきた。この日はスタンドで観戦。日の丸の小さな旗を頭に付けて応援し、ゴール後は涙を浮かべながら塀越しに抱き合った。「夢のようです。私、29日が誕生日だから、悠未がおめでとうと言ってくれたんです。時差を考えると日本なら29日ですからね。マックスの仕上げができたから自信はありました」と有里さん。
 記念日を狙い澄ましての金メダル。さらにもう一つ、勝てるという予感が有里さんにはあった。日本からベルリン入りするまでの経由便でロストバッゲージ。さらに到着したホテルではダブルブッキングでチェックインできなかった。「これだけ悪いことが続いたら、あとはいいことしかないでしょう。割り切って観光も楽しんできました」。金メダリストを公私両面でサポートする母は肝が据わっている。
 ◆オムニアムとは
 1人が1日で4種目を戦い、その総合点で順位が決まる中距離種目。1種目目のスクラッチは決められた距離(女子7・5キロ)を走り、最終着順で競う。バンクで行われるロードレースとも言われる。2種目目のテンポレースは最初の5周以降、毎周1位で通過した選手に1ポイントが与えられる。さらに1周先行して集団に追いつくと20ポイントが加算される。その合計ポイントが順位となる。3種目目のエリミネーションは規定周回ごとに一番後ろでラインを通過した選手がレースから除外されていく。文字どおりのサバイバルレースで、最後まで残った順が順位となる。ここまでの3種目はそれぞれ1位40点、2位38点、3位36点…と総合点として計算される。4種目目のポイントレースは規定の周回ごとの着順(1位5点、2位3点、3位2点、4位1点)によって総合点に直接加点される。最終周回だけは点数が2倍。逆転しやすい設定となっている。

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