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吃音の子 安心できる環境を 全国大会開幕

2020年10月11日 05時00分 (10月12日 10時03分更新)
オンラインでの講演で、吃音のある子どもへの支援について語る田宮久史さん(右)=金沢市常盤町の県青少年総合研修センターで

オンラインでの講演で、吃音のある子どもへの支援について語る田宮久史さん(右)=金沢市常盤町の県青少年総合研修センターで

石川言友会などウェブ講演


 スムーズに話せない言語障害「吃音(きつおん)」の当事者グループが集まる「言友会全国大会」が十日、石川言友会とNPO法人「全国言友会連絡協議会」の主催により、オンラインで始まった。十一日まで。開会に先立ち、関連イベント「吃音のある人を支援する会in石川」が開かれ、言語聴覚士が「吃音のある子どもを支えるために園や学校でできること」と題して講演した。
 関連イベントは、石川言友会が金沢市常盤町の県青少年総合研修センターを拠点に、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて開催。久美愛(くみあい)厚生病院(岐阜県)の言語聴覚士田宮久史さんによる講演の収録映像を流し、百六十八人が耳を傾けた。
 田宮さんは、吃音を理解するための基本的な知識を説明。吃音の原因は七〜八割が遺伝で、親の育て方とは関係なく、周囲のからかいを受けたり、「ゆっくりでいいよ」などと勧められたりして上手に話そうとした結果、かえって悪化することなどを紹介した。
 正しい知識を持つことや、吃音について園や学校で説明し、子どもが安心して過ごせる環境を整えることの重要性を強調。子どもが吃音で悩んでいるときは「『絶対におうちの人と先生に話して。周りの大人はあなたの味方です』と伝えて」と呼び掛けた。
 イベントでは、旭川荘南愛媛病院(愛媛県)の岡部健一院長による講演もあった。十一日は金沢大の小林宏明教授=心身障害学=による講演や、交流会などがある。 (高橋雪花)

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