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<湖国の現場2020>説明責任も中傷に懸念 クラスター発生の介護施設、分かれる公表判断

2020年10月11日 05時00分 (10月11日 05時00分更新)
クラスターの発生を公表した「レーベンはとがひら」では、中傷もあったが、地域からの声援も寄せられたという=甲賀市内で

クラスターの発生を公表した「レーベンはとがひら」では、中傷もあったが、地域からの声援も寄せられたという=甲賀市内で

 県内各地の介護施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)の発生が確認される中で、施設側が感染の公表を巡って、難しい判断を迫られている。社会的責任として公表する施設がある一方で、職員や利用者への中傷を懸念して、公表を控える施設も。公表しなかった場合には、地域に混乱や不安が広がったり、近隣事業者のサービス提供にも支障が生じたりするという声もあり、情報共有のあり方が問われている。 (芳賀美幸)
 甲賀市の特別養護老人ホーム「レーベンはとがひら」では八月三日以降、職員や入居者、併設するデイサービス利用者から三十一人が感染。施設は、最初の感染者が判明した当日に関係者に説明して、公式ホームページで公表した。
 生田雄施設長は「デイサービスの利用者は、他の事業所と平行して、うちを利用している人もいる。近隣事業者も情報がないと、どう対応したらいいか分からず、疑心暗鬼が広がると思った」と話す。
 社会的責任として公表に踏み切ったが、発生から三日間で三十件を超える中傷電話が施設に寄せられた。職員やその家族に会社や学校に来ないように求めたり、職員の実名を挙げて「検査で陰性か陽性だったか教えてほしい」と聞...

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