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投手はなぜ走らないといけないの?

2020年10月10日 05時00分

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 【質問】県立高校のピッチャーです。下半身を強くするために「走れ」といわれますが、僕は走るのが苦手です。スクワットなどでは駄目ですか。 (神奈川県立高2年 R君)
 【答え】プロ野球の投手は「走るのが仕事」というぐらい毎日よく走ります。高校生の場合はプロと違って、個人の時間が少ないので、全体練習で走るだけでは、投手としての強い下半身をつくるのは難しいでしょうね。だから、自宅や練習時間外でのトレーニングが必要になるのです。スクワットはもちろん、縄跳びや階段上りなど工夫をすれば方法はいろいろありますが、強化はできても、スタミナがつくか疑問です。スタミナは長距離走でつくることができます。ゆっくりでいいので、走ることも続けましょう。
 下半身の筋力をいくら強化しても、スタミナがないと長いイニングを投げ続けることはできません。ピッチングは体全体のバランスが必要なので下半身とともに手首、腕、肩などの上半身の強化も忘れないでください。下半身が安定すると(1)軸足がしっかりと決まり、足を高く上げることができる。足を高く上げると「タメ」ができて前方への早い突っ込みを防げる(2)投球フォームが安定し、ボールを離す位置(リリース)が一定するのでコントロールが良くなる(3)球速がアップする−などの効果があります。速い球は強い上半身と強い下半身の共同作業です。手首、腕、腰と強い足腰の筋力が「速い腕の振り」を生み出します。強化練習は根気よくやりましょう。(慶大野球部元監督)
 【水、土曜日連載】
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